阪神・福留、貫禄4出塁!千金タイムリー2塁打&陽のフェイク見破る好走塁 - SANSPO.COM(サンスポ)

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阪神・福留、貫禄4出塁!千金タイムリー2塁打&陽のフェイク見破る好走塁

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五回、福留が右中間に適時二塁打。貴重な追加点となった(撮影・山田喜貴)  (セ・リーグ、巨人4-7阪神、16回戦、巨人10勝6敗、7日、東京D)プロ同士の技の見せ合いと“だまし合い”に、この男が負けるはずがなかった。Gにほほ笑みかけた勝利の女神を、ハッと振り向かせる貴重な適時二塁打と、経験に裏打ちされた好走塁。勝負どころで、キャプテンらしさが際立った。

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 「点を取られた後、ツーベースでチャンスを作ってくれたので、何とかという思いはあった。うまく打ててよかった」

 一回ロサリオの満塁弾でリードを広げながら、2点差まで追い上げられた直後の五回だ。一死から北條が左中間二塁打。続いて打席に入り、カウント1-2と追い込まれながらも、低めの119キロチェンジアップを巧みに拾い上げた。打球は右中間へ。二走を悠々ホームへ迎え入れ、自身も二塁に到達した。そしてこの後、もう1つの勝負に勝った。

 続く糸井の当たりは、中堅頭上への強烈な当たり-。懸命に背走して打球を追った中堅・陽岱鋼が、パッと振り向き捕球体勢に入った…ように見せかけた。並の走者なら二塁へ戻りかけてしまうところだが、福留は違う。打球がフェンスに直撃したときには三塁付近まで到達。相手のフェイクプレーを見抜いていた。余裕で追加点のホームを踏み「逆に言えば、僕もそういうことをやることもある。その判断というのはそんなに難しくない」と事も無げ。判断がさえ渡った。

 七回にも追加点につなげる中前打で、2安打2四球の全打席出塁。例年より暑い夏もものともせず、後半戦突入後は打率・396、2本塁打、13打点だ。そんなアツすぎる男のバットは、聖地で繰り広げられている夏の戦いに刺激され、いっそう燃えている。昨オフにテレビ番組の企画で対戦し三振に斬られたスーパー中学生が、星稜高の背番号18、寺西成騎投手(1年)となり、甲子園のマウンドに立っているのだ。「そうらしいね。いいピッチャーだった。気になる? うん、頑張っていってほしい」。自身もPL学園高での大活躍から羽ばたいた。「思い出? (高3夏準々決勝、智弁学園高戦の)最後のゲッツー!」と苦笑いするが「(球児に)負けないように、恥ずかしくないようにやっていきたい」と背筋を伸ばす。

 「ノッていけるというか、ノッていかないと。勝ったことは自信にして、反省するところは反省して」

 時が経ち41歳になったが、勝ちへの欲求は高まるばかりだ。この夏は虎のためにもうひと頑張り、ふた頑張りしてみせる。(長友孝輔)

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