【八木裕 神眼スコープ】阪神・ロサ、何の意味があるのか…三回一死満塁、3ボールでまさかのバント構え - SANSPO.COM(サンスポ)

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【八木裕 神眼スコープ】阪神・ロサ、何の意味があるのか…三回一死満塁、3ボールでまさかのバント構え

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反撃ムードが出てきた三回一死満塁、3ボールでバントの構えをしたロサリオ(撮影・岩川晋也)  (セ・リーグ、阪神3-9広島、14回戦、広島10勝4敗、26日、甲子園)なんでや!! 追い上げるどころか、力の差を見せつけられて負け越した広島3連戦。現役時代は代打の神様としてチャンスで必ず一打を放った阪神OBのサンケイスポーツ専属評論家、八木裕氏(52)は三回一死満塁の絶好機で、主砲ロサリオが見せた不可解なバントの構えに怒り心頭だった。

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 常識的に考えれば藤浪の大乱調が敗因だろうし、雨で試合開始が遅れたとはいえ、ふがいなさ過ぎる。寂しい。でも、私が指摘したいのはロサリオの三回の打席。福留の適時打で1点を返して、なお一死満塁。流れが阪神に傾き、イケイケの場面だ。一本出れば試合はどうなっていたか、分からない。ところが、カウント3-0からの投球の際に、バントの構えをした。

 つなぐタイプの選手なら、投手を揺さぶる意味でそういう動きをするケースもある。でも、ロサリオはひと振りで勝負を決める助っ人。あのバントの構えをした時点で負けですよ。「何をしてるんや」と思ったファンの方も多いはず。そもそも、あの構えに何の意味があるのか。ガッカリした、というのが偽らざる心境だ。

 あんな動きをするぐらいなら、打席でタイミングを合わすとか、やるべきことはいっぱいある。3ボールになって、おそらくベンチから「待て」のサインは出ていない。あの構えが敗因とまでは言わないが、日本野球にいつまでも順応できない要因が、そこに潜んでいるような気がしてならない。

 練習を見て、フリー打撃の飛距離は相変わらず素晴らしい。あのパワーを何とか生かせないかと、誰もが感じる。ところが、打席に入ると…。

 左腕投手の入ってくる球には対応できるのは分かった。でも、右投手のスライダーは今もサッパリ。この日のバントの構えの直後の2つの空振り、結果三振がすべてを象徴している。

 ロサリオは今もストレートのタイミングで変化球も振ってしまう。ストレートとスライダーには、当然ながら打席に来るまでの「時間差」がある。時間を取ってタイミングを合わそうとするのが普通の打者だが、ロサリオはずっとストレートのタイミングで振り続けている。時間を取る作業をしない。この「打てない理由」を解消しない限り、大爆発を期待するのは難しいだろう。 (サンケイスポーツ専属評論家)

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