【球界ここだけの話(1336)】巨人・陽、けがで離脱した坂本勇の恩義に報いるため真夏の戦いに挑む - SANSPO.COM(サンスポ)

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【球界ここだけの話(1336)】巨人・陽、けがで離脱した坂本勇の恩義に報いるため真夏の戦いに挑む

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5打点をマークした巨人・陽岱鋼  主将が残していった魂が、胸にたぎっている。巨人・陽岱鋼外野手(31)は、8日の阪神戦(甲子園)の一回二死満塁で才木から右中間を破る走者一掃の3点二塁打を放つなど、2安打でチームの全5打点をマーク。16日の阪神戦(甲子園)で脇腹の肉離れしたため、離脱した主将・坂本勇人内野手(29)の穴を埋める獅子奮迅の活躍だった。

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 チームを破竹の7連勝に導いた台湾のスターは試合後、「主将がけがをしたので、全員でそれをカバーして、勇人の分まで戦っていきたい」とチームの思いを代弁した。チームを離れた坂本勇から電話があったといい、「お願いします。しっかりチームを引っ張ってください」と、託されたことを明かした。

 陽岱鋼が、この電話のやり取りに奮起しないわけがない。

 日本ハムからフリーエージェント(FA)で加入した昨季、春季キャンプから下半身の張りで出遅れた。6月に昇格するまで、ファームで地道なリハビリメニューを繰り返す日々…。補強と期待されながらもチームの力になれず、「何やっているんだ、俺」と心が折れかけていた。

 その時期、毎晩のように電話で励ましてくれたのが、プライベートでも仲の良い2歳下の坂本勇だった。けがの回復具合を案じてくれた主将は、「僕、ダイさん(陽岱鋼)が来るまで頑張るから!」と奮い立たせてくれた。陽岱鋼は照れくさそうだったが、「あいつ(坂本勇)、熱いんだよ」と、笑顔を取り戻していた。

 けがからの復帰を支えてくれた一人である坂本勇へ、恩義に報いるときが来た。「主将がチームから離れているから、僕ら中堅選手が引っ張っていかないと。(坂本勇の)期待に応えられるように、頑張りたい」。チームを離れる坂本勇の悔しさは、痛いほど分かる。今度は俺が、勇人の分まで-。決意を胸に真夏の戦いに挑む。(谷川直之)

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