【球界ここだけの話(1324)】登録名変更のオリックス・後藤、見つけた居場所は守りのスペシャリスト - SANSPO.COM(サンスポ)

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【球界ここだけの話(1324)】登録名変更のオリックス・後藤、見つけた居場所は守りのスペシャリスト

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ヒーローインタビューに応じるオリックス・後藤=京セラドーム大阪  一歩を踏み出した。今季から登録名を「駿太」から「後藤」に変更したオリックス・後藤駿太外野手(25)が、7月4日のロッテ戦(京セラ)で今季初マルチ。同点打に好機を拡大する一打と躍動した。「打」でチームの勝利に貢献。だが、本人の心境は違った。

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 「打つ方はあまり考えてはいないです」

 冷静だった。今春は宮崎で1軍キャンプ参加中にインフルエンザに感染し、2軍組へ。1軍初昇格は5月19日だった。その後は守備固めや代走での起用が続く。後藤自身も「自分の立場がどういう立場がハッキリしている」と分析していた。

 だからこそ、守りに重きを置いた。「守備でしっかり貢献する。責任を持ってやらないと。1回、守備で(6月3日に出場選手登録抹消)2軍に落ちたときがあったけど、それは自分のプライド的に許せなかった。もう1回、上がるために守備をしっかりやろう、と」。

 6月22日から再昇格後、攻撃でも力を発揮しているが、「欲は出てきていない。自分をだましてプレーするのはしんどい。何を任せられているか、考えないといけない」と表情を引き締めた。チームメートも「安心感がある」と信頼を寄せる後藤の守備。今季初のお立ち台に上がった試合後には「いまからはもう、守備に徹します」と気持ちを切り替えた。

 2011年にドラフト1位で入団し、同年の4月12日の開幕戦(対ソフトバンク、京セラ)に「9番・右翼」でスタメン出場。高卒新人の外野手では張本勲氏以来、52年ぶりとなる快挙を成し遂げ、注目された若者も、プロ8年目。昨オフには結婚し、第1子も誕生。心機一転、登録名を「後藤」とした。

 もがいた末、見つけた居場所。守りのスペシャリストになる。後藤駿太はこの場所で、戦っていく。(西垣戸理大)

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