【球界ここだけの話(1297)】福留と糸井に求めたい「最高」の働き 打線さえ勢いづけば虎は止まらない - SANSPO.COM(サンスポ)

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【球界ここだけの話(1297)】福留と糸井に求めたい「最高」の働き 打線さえ勢いづけば虎は止まらない

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ヒーローインタビューを終え、声援に応える阪神・糸井=メットライフドーム(撮影・松永渉平)  「見殺し」は、もう見過ごせない。阪神の、投打がかみ合わない戦いが続いている。6月9日までセ・リーグ2位につけるも、交流戦は9試合を戦い3勝6敗の11位。先発投手の踏ん張りに打線が応えられず、なかなか波に乗れない状況だ。

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 先発投手が6回以上を投げ、自責3以内に封じた「クオリティ・スタート(QS)」の達成率で、阪神は12球団トップの64・2%を誇る。パ・リーグトップのオリックスが60・3%で、セで阪神に続くのは広島の52・7%だ。いかに阪神の先発投手陣が安定してゲームを作っているかがよく分かる。

 だが、QSを達成した阪神の先発投手が白星を手にすることができたのは、34度のうち21度(61・8%)。QSを達成したにもかかわらず、黒星がついた試合も7度あった。対照的に、広島はQSを達成すれば29度のうち22度も白星がついている(75・9%)。黒星がついたのは3度だけ。先発がQSを達成すれば現在8連勝中と、やはりしっかりと勝ち切ってくる。

 投手陣が苦しくなる夏場までに、なんとしてでも虎も打線の状態を上げていきたい。欲しいのはやはり、ここぞの一打。大砲のロサリオが不振で2軍落ちしてしまった現状では、やはり3、4番の福留、糸井が頼みの綱だが、そのベテラン2人も本来の勝負強さがなかなか出てこない。

 得点圏打率が、福留は・184、糸井も・231。セ・リーグの犠飛ランキングでは福留が「5」、糸井が「4」でリーグ1、2位だが、やはり求めたいのは「最低限」ではなく「最高」の働き。2日の西武戦(メットライフ)で超人が見せた逆転満塁本塁打のように、スカッと投手陣を救うゲームがもっと必要だ。

 雨天中止が相次いだことで、9日からは9連戦に突入した。投手のやりくりについて、金本監督は「先発は大丈夫ですけどね。抹消組が何人かいるし、晋太郎(藤浪)と遥人(高橋遥)と才木か、これをうまいこと回していけば」と、改めて信頼を口にした。

 メッセンジャー、秋山という確固たる柱に岩貞、小野ら若い投手もローテに食い込み躍動を続けている。そして、藤浪に高橋遥に才木もいる。今は苦しい数字でも、打線さえ勢いづけば虎は止まらないということを示す数字でもある。※数字は9日終了時点。(長友孝輔) 

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