【球界ここだけの話(1295)】ただいま“春男”から“夏男”へ脱皮中、ロッテ・井上は打って走って?5年目の覚醒 - SANSPO.COM(サンスポ)

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【球界ここだけの話(1295)】ただいま“春男”から“夏男”へ脱皮中、ロッテ・井上は打って走って?5年目の覚醒

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ステップアップを目指す5年目のロッテ・井上  開幕2戦目のお立ち台での“公約”だった。

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 「春男から脱皮します!」

 5年目を迎えたロッテの井上晴哉内野手が、大きくステップアップしようとしている。

 自他ともに“春男”ではあった。1年目の2014年に開幕4番スタメンという衝撃のデビューを飾ったが、結局、出場は36試合、2本塁打にとどまった。オープン戦から4月までは調子がいいのだが、5月の声を聞くと降下していく。実際に2年目はわずか5試合(本塁打なし)、3年目も35試合で2本塁打、4年目は35試合で本塁打なし。

 ところが今季はすでに7日現在で出場52試合、7本塁打。これだけでもキャリアハイを更新中なのだ。昨季までは「打てない」→「スタメン落ち」→「出場機会減」→「2軍落ち」-。井上自身も「悪循環になっていた」と振り返る。

 角中の出遅れで開幕4番を務めた今季、大きかったのは井口監督の存在にほかならない。ちょっと調子が落ちれば「スイングが小さくなっている。ロングティーをやったらどうだ?」とアドバイスした日に本塁打が出たこともある。

 もちろん、打てない日もある。それでも井上は「いいときと悪いときの波を少なくしたい。打てないときもあるけど、試合に出て安打が出ればどうにかなる」と何かをつかみかけている。スタメンを新外国人のドミンゲスに譲った試合もあるが、再び返り咲いている。井上が活躍しても、井口監督は「アイツはあんなもんじゃない」となかなかほめない。そんな期待に、歯を食いしばって応えようとしている。

 ウエートで状態を維持したり、技術的なアレンジも当然している。ただ、何より変わったのは気持ちの持ちようではないか。

 「ちょっと走れていないですね」

 あるとき、ふと漏らした。夏に向け走り込みが足りないのかと思ったら、盗塁のことだった。

 4月28日の日本ハム戦(ZOZOマリン)で、プロ初盗塁を成功させた。日本選手最重量の114キロだからといって、他人が「走れっこない」と決めつけるべきではない。「月1の盗塁」を目標に掲げ、その後はまだ走れていないのだが…。

 もう6月もなかば近く。夏はそこまで来ている。挑戦する意識こそ、井上の最大の成長要因ではないかとみている。(芳賀宏)

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