マリナーズ監督予行!?イチロー、コーチ1勝 サービス監督不在の1日限定起用 - SANSPO.COM(サンスポ)

試合
速報

マリナーズ監督予行!?イチロー、コーチ1勝 サービス監督不在の1日限定起用

更新

イチローは第2試合の開始直前、メンバー表交換の役目を果たした(USA TODAY)  【デトロイト(米ミシガン州)12日(日本時間13日)=共同ほか】米大リーグ、マリナーズのイチロー会長付特別補佐(44)が、コメリカ・パークで行われたタイガースとのダブルヘッダーで初めてコーチとしてベンチに入った。スコット・サービス監督(50)が家族の用事のため不在で首脳陣枠が空き、1日限定のコーチ起用となった。試合は第1試合は3-4で敗れたが、第2試合は9-5で勝利した。

<< 下に続く >>

 イチロー特別補佐が黒いサングラスをつけて、コーチとしてベンチから戦況を見守った。

 規定により今季は試合中にベンチ入りできないが、サービス監督が長女の卒業式に出席するため不在で、首脳陣枠が空いた。11日(日本時間12日)が悪天候で中止となり、この日にダブルヘッダーが組まれたため、1日限定のコーチ起用となった。

 第1試合は、タ軍先発ボイドから3投手の継投の前に、打線が4安打に抑えられ、3-4で敗戦。第2試合は、エースのヘルナンデスが5回5失点と打ち込まれたが、打線が12安打9得点と奮起。1勝1敗だった。

 イチロー特別補佐は、2試合とも公式ラインアップ・カード(先発メンバー表)に選手名を書き込んだ。

 「1試合目に負けたから、2試合目は筆記体にしました。(ペンの)色も変えて」。独自の験担ぎも試み、チームの勝利に貢献した。

 会長付特別補佐に就いた3日(日本時間4日)以降は試合はテレビ観戦だった。指導者としてのベンチ入りに「結構、やらなきゃいけないことがある。選手交代を全部書かなきゃいけない」と振り返った。

 ハプニングもあった。2試合目にはタ軍のロン・ガーデンハイアー監督(60)が、ストライクかボールかの判定について主審に抗議して退場処分を科された。仮にマ軍の監督代行が退場させられた場合は、イチロー特別補佐が「監督代行の代行」を務めることになっていたという。「それだけは勘弁してほしい。その緊張感はあった」と苦笑いで話した。

 来年3月の東京での開幕戦で選手に復帰する可能性が取り沙汰されており、試合前は普段通りの練習をこなした。キャッチボールや遠投、ランニングもして体をほぐした。これまでと変わらぬ様子だったが…。

 夢は広がる。マ軍はイチロー特別補佐とは、これまでの実績から生涯契約を結んだ。米野球殿堂入りも確実で、将来の監督候補として名前が挙がることは十分に考えられる。いつか来るかもしれない、その日のために…。日本人初のメジャー監督としての“予行演習”にもなった。

 マニー・アクタ監督代行(49)は「イチローはベンチに入れることをとても楽しみにしていたよ」と振り返った。イチロー特別補佐にとって、まさに貴重なベンチ入りとなった。

★米大リーグでアドバイザーを務める日本の元選手

 2015年に松井秀喜氏は古巣・ヤンキースのGM特別アドバイザーに就任。16年には野茂英雄氏がパドレスのアドバイザーに就任した。斎藤隆氏もパ軍でインターンシップ(就業体験)を経て17年にアドバイザー就任。過去には1984年に武上四郎氏が、パドレス客員コーチとしてワールドシリーズを経験。2009年にも山下大輔氏がドジャース傘下のルーキーリーグの守備コーチを務めた。

★イチローの生涯契約

 マリナーズが3日(日本時間4日)、イチローをメジャー出場の前提となる40人枠から外し、球団会長付特別補佐に就任することを発表した。生涯契約といえる内容で、ジェリー・ディポトGMは「イチローをマリナーズにどう残すかということを意識した」と説明。マイナー降格や戦力外通告以外の道を探り、殿堂入りが確実視される球団功労者のイチローに対して異例の厚遇となった。イチローは今季、試合に出場しないが、ユニホームを着てチームに帯同して練習を続けている。

ランキング

PR