【記者の目】イチロー、春先レギュラーの可能性も…故障者が復帰すれば外野4、5番手 - SANSPO.COM(サンスポ)

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【記者の目】イチロー、春先レギュラーの可能性も…故障者が復帰すれば外野4、5番手

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サービス監督(左)にエスコートされるスーツ姿のイチロー (AP)  イチローは、春先に限ればレギュラーとして起用される可能性がある。外野のどのポジションも高いレベルでこなす守備力。衰えていない走力。いわずとしれた打撃力。そして健康な体。“計算できる”選手だからだ。

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 一昨年、メジャー通算3000安打を達成した際には「走ることは、明らかに速くなってしまっているので、諦めることはできない。打つことだけ能力が落ちる、ということも考えにくい」と語った。現に2016年シーズンのデータでは、一塁までの到達タイムがメジャー全体で5位の3秒94をマークした。

 昨季は出場機会が限られながら、代打のシーズン最多安打(27本)に、あと1本と迫った。前半戦は打率・220と苦戦したが、後半戦は・299と挽回。一定の打席数があれば、打率3割をマークする能力は健在だ。

 ただ、イチロー自身が「米国では、44歳というと、何か引っかかるらしい」と語るように、高齢がスタメンの機会を阻害するだろう。「最低でも50歳まで(現役)」を目指しているが、若手を起用して育成するのがメジャー全体の流れであり、各チームの方針だ。さらに外野の両翼は俊足巧打の選手より、パワーヒッターを好む傾向がある。

 故障者が復帰すれば、マーリンズ時代のように外野手の4、5番手、つまり控えになる。昨年12月には契約の決まらない状況を「売れ残った大きな犬みたい」と表現した。そして今回、古巣への復帰に「一番大きく育ってしまった犬を、優しく迎えてくれた」と恩義を感じている。

 12年7月に、レギュラーではなくなることを覚悟してマリナーズからヤンキースへ移籍した。控えとして過ごした5年半で「すべてをささげる」ための経験をした。その手段も知っている。心身ともに円熟の極みにある今、イチローがイチローらしく貢献できることは間違いない。 (米大リーグ担当・山田結軌)

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