【球界ここだけの話(1139)】ヤクルト・由規の背番号「11」への並々ならぬ思い 昨年は奇跡が起きた - SANSPO.COM(サンスポ)

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【球界ここだけの話(1139)】ヤクルト・由規の背番号「11」への並々ならぬ思い 昨年は奇跡が起きた

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ヤクルト・由規  完全復活の年にする。2018年となり、由規は燃えている。今季はプロ11年目。再びローテーションを守るため、鼻息は荒い。

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 「もう一度、花を咲かせたい。今の段階では中6日に不安はないので、ローテーションに入って中4、5日で回れるように準備したいです」

 昨季は悔しさが残った。6年ぶりに10試合に登板するも3勝5敗、防御率4.31。右肩の手術後2年目で先発ローテーション入りを目指したが、中6日での登板はかなわなかった。

 「ここ1、2年は直球に自信をなくしていたので、もう一度スピードにこだわりたい。筋量をあげて、アベレージで150キロ台、最速は156キロぐらいまで出したい」。今季は再び“速球王”の称号を取り戻す。10年には、当時の日本投手最速の161キロを計測。かつての姿を取り戻すことを掲げる由規にとって、大事にしている数字がある。

 「育成のときに背番号が『121』になって『11』への思いが強くなった。やっぱり『11』がいいなと」

 入団当時から背負っている背番号「11」。しかし右肩の手術を受け、16年に育成契約となると「121」を背負った。08年のプロ入り後から、ずっと歩みをともにしてきた「11」。この数字には並々ならぬ思いがある。普段着用するネックレスにも、帽子にも「11」が刻まれており、「空いていればだけど」とコインロッカーや、駐車場も「11」番を狙っているという。

 「手術の日も何日か選べたけど、『11』日にしました」

 2013年4月11日-。由規が大きな決断をした日も、また背番号と同じだ。毎年3月に宮城・仙台市の実家の駐車場に飛来する燕が、昨年は偶然にも時計の「11」の部分に止まっていたという奇跡も起きた。

 そんな由規が迎えるプロ「11」年目。気持ちを新たにし、昨季は低空飛行を続けたツバメを、上へ上へと押し上げる。(赤尾裕希)

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