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糸井、4年総額18億円で阪神入り決定!「金本監督を男にできるように」

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悩んだ末、阪神入りを表明した糸井。この笑顔が虎の未来を明るくする(撮影・甘利慈)  虎の糸井誕生や! 阪神は21日、オリックスからフリーエージェント(FA)宣言した糸井嘉男外野手(35)との契約合意を発表した。神戸市内で行われたオリックスの選手会納会に出席した糸井は「金本監督を男にできるように」とコメントを発表。4年総額18億円(金額は推定)という大型契約をかわし、12年ぶりのリーグ優勝の原動力になる。

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 身も心も既にタテジマに染まっていた。金本監督が焦がれ、虎党が夢見た「虎の糸井」が誕生だ。移籍決定からの第一声は紅葉彩る有馬温泉の老舗旅館から。浴衣姿という自然体もこの男らしい。筋骨隆々の“主役”からは勝利への執念がみなぎった。

 「やっぱり(金本監督から)『勝つために必要や』といわれて、自分自身やりがいを感じるし、さらにやらないかんという気持ちになっています」

 虎党の注目を一身に浴びる男が力を込める。本来取材対応の予定はなかったが、オリックス広報に掛け合って、自らカメラ5台、約50人の報道陣に胸中を語ることを望んだ。そして、肉声もさることながら阪神球団広報を通じて発表したコメントには、さらに気持ちの高ぶりをにじませた。

 「何より大きかったのは金本監督の熱意に心をうたれたことで、今回、阪神タイガースさんに入団させていただく決断をしました。一緒に金本監督を男にできるよう、全力プレーでトップを目指していきます」

 2005年以来12年ぶりのリーグ優勝を目指す-。尊敬する将のために身を粉にする決意が固まった。今月11日の初交渉の場で約1時間、熱い思いをぶつけられた。「初めての恋人」と告白され、「チームを優勝させるために力になってくれ!」。熱を帯びた言葉に魂が震えた。

 FA宣言後は悩み、苦しんだが、「野球人として成長するために自分の中で変化というものが必要ではないか」。タテジマに袖を通すことで、自分の可能性を引き出したい。そして虎を優勝に導きたい。常に上を目指す糸井らしい決断だった。

 20日夜、オリックスの長村球団本部長に糸井本人が連絡を入れ、この日午前、大阪市内で同球団本部長に「本当に4年間お世話になりました。感謝しています。阪神さんにお世話になります」と感謝と移籍の意思を伝えた。同日夜は、オリックスの選手会納会に出席。「来るのを迷ったが、やはりお世話になったのでしっかりと顔を見てあいさつしようと思いました」。戦友に別れをすませ、新たなステージに向かう。

 「活躍するということをイメージして、もう動いていってます。(異なるリーグへの移籍も)いろいろ考えましたが、やっぱりチャレンジして、自分を奮い立たせてやってみようという気持ちです」

 関西出身で阪神ファンだった超人は今季打率・306、17本塁打、53盗塁を記録したが、既に大阪市内のジムで汗を流し、鋼の肉体をさらにグレードアップ中。球団も衰え知らずの35歳へ4年総額18億円という最大限の誠意で迎え入れた。11・21。唯一無二の男が加わり、虎の歴史が大きく動き始めた。(新里公章)

糸井のFA経緯

 ★10月1日 オリックスのシーズン最終戦後、糸井は「最初で最後なので」と熟考することを宣言。球団は宣言残留を認め、大型契約で全力慰留する方針を固めた
 ★2日 阪神がFAでは糸井に一本化したことが判明
 ★12日 オリックスの秋季練習に糸井が現れ、福良監督と面談。「日々揺れ動いています」と心中を明かした
 ★18日 糸井がオリックスと2回目の残留交渉をしていたことが判明。「返事できない」と態度を保留
 ★11月1日 糸井が国内FA権を行使することをオリックスに伝えた
 ★7日 糸井が球団事務所を訪れてFAの申請書を提出。阪神が獲得に乗り出すことに「選手としてすごくうれしいです」
 ★10日 糸井がFA宣言選手としてコミッショナー事務局から公示
 ★11日 大阪市内のホテルで糸井と阪神が初交渉。4年契約を提示し、糸井は「いい評価をしていただいていると思っています。本当に」
 ★14日 金本監督は糸井が加入した場合、2番で起用する構想を明かした
 ★17日 阪神と大筋合意に達したことが明らかに
 ★21日 糸井がオリックスに断りを入れ、阪神入りを表明

糸井 嘉男(いとい・よしお)

 外野手。1981(昭和56)年7月31日生まれ、35歳。京都府出身。宮津高から近大を経て、2004年ドラフト自由枠で日本ハム入団。06年に投手から外野手に転向。13年にトレードでオリックスへ移籍。14年は打率・331で首位打者。今季は143試合で打率・306、17本塁打、70打点。通算1166試合で打率・301、125本塁打、525打点。1メートル87、88キロ。右投げ左打ち。既婚。今季年俸2億8000万円。背番号「7」。

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