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聖地を近江一色にしまっせ!プロ注目右腕・京山、圧巻3安打0封/滋賀

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2年ぶりの出場を決めた近江ナインはエース京山(背番号1)を中心に歓喜の輪ができた(撮影・杉森尚貴)  第98回全国高校野球選手権大会(8月7日開幕)滋賀では決勝が27日行われ、近江が高島を3-0で下し、2年ぶり12度目の甲子園出場を決めた。プロ注目の右腕、京山将弥投手(3年)は二塁を踏ませず、10三振を奪い完封した。大阪では5回戦が行われ、履正社の今秋ドラフト1位候補の寺島成輝投手(3年)が13三振を奪う力投で大体大浪商を2-0で下し、8強入りを決めた。9大会で決勝が行われ、高知は明徳義塾が7年連続、石川は星稜が2年ぶりでともに18度目の出場を決めた。

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 強い日差しに照らされて、青いユニホームが輝いた。九回二死走者なし、2ストライク。近江のエース京山が3球目に選んだ直球にバットが空を切る。ミットが高らかに鳴ると、ナインがマウンドに歓喜の輪をつくり、甲子園出場に喜びを爆発させた。

 「精神的にも、体力的にもきました。決勝戦のプレッシャーがありました」

 大一番のマウンドを託されたドラフト右腕は、緊張を感じながらも力を発揮した。最速145キロの直球が外角低めに決まれば、変化球も冴える。高島打線を寄せ付けず、9回3安打10奪三振完封。二塁を踏ませない完ぺきなピッチングを披露すると、打撃でもセンスがあふれた。0-0の六回一死一、三塁。先制のチャンスで初球を狙い打つと、白球は左翼手の頭を越えた。投手戦の均衡を自ら破る2点二塁打で、優勝を手繰り寄せた。

 多賀監督もチームの柱に期待を寄せる。「これだけのピッチャーだけど、普段から積み重ねていかないと、裏付けがないといい結果は出ない」。練習に対する甘さをなくすために、部員でただ1人、ノート交換をしてきた。1日分は大学ノート1ページの半分、朝起きたときの状態やその日に行ったこと、明日に向けての反省などを書き込ませた。「自分で決めたことを自分でやりきることは、試合に勝つことよりも大事」。教えを通して人間的な面や、背番号「1」としての自覚に成長が感じられた。

 近江は2001年夏の甲子園で準優勝しているが、滋賀は近畿で唯一春夏通じて全国制覇がない。京山は「滋賀代表として恥じることがないよう、相手を圧倒できるように頑張ります」。仲間とともに、近江のエース、滋賀のエースとして、その右腕で深紅の大優勝旗を獲りにいく。 (須藤佳裕)

★中日・米村スカウト「10勝はできる」

 スタンドで見守った中日・米村スカウトは納得顔。腰痛から復帰して、6月を過ぎて、制球力やキレが良くなった点に着目した。「ツーシームなどもワンランクレベルが上がった。ウチの吉見とか、オリックスの金子みたいに、センスがある。ローテーションに入れば10勝はできる投手」と太鼓判を押していた。

近江(おうみ)

 1938(昭和13)年に近江実習工業学校として創立。48年から現校名。普通科、商業科からなる私立共学校で生徒数は752人(うち女子296人)。野球部創部は57年で部員数は110人。夏は2年ぶり12度目の出場(春は4度)。主なOBは植田海(阪神)、小熊凌祐(中日)、丸山亜季(女子バレー、岡山シーガルズ)。所在地は彦根市松原町大黒前3511の1。松村良樹校長。

京山 将弥(きょうやま・まさや)

 投手。1998(平成10)年7月4日生まれ、18歳。滋賀・大津市出身。晴嵐小1年に晴嵐スポーツ少年団で野球を始め、北大路中では草津シニアに入団。近江では1年夏からベンチ入り。2年春に甲子園に出場し、2回戦の県岐阜商戦で登板。MAX145キロ。右投げ右打ち。1メートル80、70キロ。背番号「1」。

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