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【球界ここだけの話(602)】お色気始球式「ありか、なしか」 先発投手に意見を聞いてみた

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始球式をつとめた女優の片山萌美=7月2日、QVCマリン(撮影・高橋朋彦)  先日、野球好きのおっさん計4人で飲んでいたときに、派手な始球式の話題になった。ありか、なしか。なかなか熱いトークに発展した。

 「水着姿の始球式なんて野球を冒涜(ぼうとく)している」「壇蜜やグラビアアイドルなら水着はあり!」「普通に投げればいいものを、芸人はなぜ小芝居するのか」 

 酒が入っていたこともあり、さまざまな意見が飛び出した。レベルが低すぎる? 興味を抱いて、クリックしていただいた読者の方には、おわびを申し上げます。その話題の最後は、スポーツ紙の記者は自分だけだったため「ぜひ先発投手に意見を聞いてくれ」ということで収まった。

 つまり、本番直前の投手が、バラエティー的な始球式を見て、集中の糸が切れたり、リズムが狂わないのか、というわけだ。自分がその立場に置かれたら、お色気ムンムンの始球式の登板日は炎上だろう。あさっての方向を向き、どんなに冷静に受け止めたとしても、立ち上がりのメンタルは制御不能に陥るはずだ。

 楽天の則本昂大投手(25)に聞いてみた。「気持ちはいつでも切り替えられるので、どんな始球式でも大丈夫です。まったく投球に支障はないです」とサラリ。塩見貴洋(27)、釜田佳直(22)両投手が2人揃っていたときにも質問すると「楽しい方がいいじゃないですか!! 大歓迎です!! 喜んで投げます!!」と声を揃えてノリノリだった。

 先発投手ではないが、匿名を条件にこんな意見もあった。「お笑い芸人さんはネタをやるのが仕事というのは理解できるけど、最近の始球式は時間が長すぎる」「水着姿っていうのはどうか… なんか野球とは違うかな」

 筆者がメジャー担当時代に米国内の各球場で見た始球式は、夢と希望を与えるべく、多くの少年少女がマウンドに上がっていた。すべて野球の祖国を見習う必要はないが、それと比べると、プロ野球の始球式は演出しすぎているように見て取れる。

 あのときのおっさん飲み会に出た話題が、意外にも各選手から本音を聞かせてもらえた。もちろん、全チームの先発投手には聞いていないので、結論を出すことはできない。ただこの取材後、野球の原点に戻って、シンプルな始球式は「あり」ではないか、と感じた。(楽天担当・広岡浩二)

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