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大谷、日本最速163キロ計5球!先発世界最速平均159・71キロ

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大谷、日本最速163キロ計5球!先発世界最速平均159・71キロ

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六回、大谷はゴメスを右飛に仕留めて、派手なガッツポーズを決めた(撮影・高橋茂夫)  (セ・パ交流戦、日本ハム6-0阪神、3回戦、日本ハム2勝1敗、12日、札幌D)日本ハム・大谷翔平投手(21)が12日、阪神最終戦(札幌ドーム)に「5番・投手」で先発出場し、自身が持つ日本最速タイの163キロを計5球マークするなど、平均球速160キロに迫る直球を軸に7回3安打無失点の好投。5勝目(4敗)を挙げて、6-0の勝利に貢献した。打っては5月29日の楽天戦(コボスタ宮城)以来2度目、交流戦ではプロ野球史上初となる「DH解除」。無安打に終わったが、先発としては世界最速といえる剛速球ショーで本拠地を沸かせた。

 1球投げるたびに球場がどよめき、虎党からも歓声が上がる。大谷はいともたやすく、前回登板の5日の巨人戦(東京ドーム)でマークしたばかりの、日本最速タイとなる163キロを5球計測。本拠地を埋めた4万65人が速球ショーに酔った。

 「初回から全力でいこうと思っていました。勝ったので、100点だと思います!!」

 お立ち台でのヒーローインタビュー。自分に厳しい右腕が、笑みをこぼした。

 一回から飛ばした。先頭・鳥谷の初球にあいさつ代わりの160キロをたたき出す。続く西岡への3球目で自己最速タイの163キロをマークした。14球のうち7球が160キロ超えの剛速球で、3者連続三振を奪った。

 7回107球を投げて163キロを5球。160キロ超えは31球あった。58球投げた直球の平均球速は159・71キロ。160キロを超えると効果音が鳴る球場の演出は、あまりにも頻発してかえって耳にさわるため、途中でなくなった。岩手・花巻東高時代から憧れる米大リーグでも、平均球速上位5傑に名を連ねるのは、シンダーガード(メッツ)以外は救援投手。大谷はスタミナの配分が必要な先発にもかかわらず、七回に160キロを投げるなど、終盤でも球速が落ちない。だからこそ、価値がある。

 エースとしての覚悟があった。負ければ自力優勝が消える可能性のあった、カード勝ち越しをかけた一戦。前日11日の試合後に「3戦目をどうしても取る」と誓った。7回3安打無失点の好投で、チームは3カードぶりの勝ち越し。交流戦の勝敗を5分に戻した。

 交流戦ではプロ野球史上初の「DH解除」で「5番・投手」として先発出場。無安打で「仕事をしていない」と振り返ったが、四球を選ぶなど投打に奮闘した。二刀流をこなすだけに、体のケアにも気を使っている。5月には、札幌ドームのトレーナー室にも置かれている、約50万円の電気治療器「フィジオ アクティブHV」を自費購入。銀色のジュラルミンケースに入れて遠征先にも持ち歩き、酷使する右肩などを癒やしている。

 記録更新を見据えて、球場のスピードガンも“大谷仕様”になった。これまで、164キロまでしか対応できなかったシステムを変更し、リミットを解除。まさに規格外のスピードだ。

 「きょうで出し切ったわけではない」

 自身4連勝で5勝目を飾り、開幕から5試合連続で未勝利と苦しんだ姿はもうない。日本最速となる164キロ超えへ。プロ4年目で急速に進化を遂げる21歳は、ここからさらに、本領を発揮する。 (中田愛沙美)

現役時代にクルーン(元横浜、巨人)の160キロ台を体感している阪神・金本監督「なかなか打てません、163キロなんて。あのフォークボールがあって」

メジャーで37試合に出場経験がある阪神・ゴメス「163キロは速かった」

163キロをファウルにしたが3三振を喫した阪神のD1位・高山(明大)「自分の力のなさを実感した。何とかしたかったけど」

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