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松坂&金子獲り!中畑DeNA続投正式決定、優勝へ超大型補強だ

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松坂&金子獲り!中畑DeNA続投正式決定、優勝へ超大型補強だ

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試合後のセレモニーでファンに挨拶する中畑監督。来季続投が決まり、笑顔が満開!?(撮影・中井誠)  悲願Vへ、日米右腕W取りだ!! DeNAは2日、中畑清監督(60)の来季続投を発表した。中日最終戦(横浜)の試合前に横浜市内で春田真オーナー(45)から正式に続投を要請され、同監督が快諾した。契約期間は1年。来季、新球団として初優勝を目指すべく、同オーナーは大幅な戦力補強を約束。地元・横浜高出身の松坂大輔投手(34)=メッツ=とフリーエージェント(FA)権を持つオリックス・金子千尋投手(30)の両右腕獲得にターゲットを絞る。

 中畑DeNAが球団初優勝に向け、正念場の4年目に突入する。指揮官はこの日の試合前、春田オーナー、池田球団社長、高田GMから来季の続投を要請され、その場で快諾した。

 「きょう初めて要請されて、私でよければやらせていただきます、と答えた。すごい重さを感じて、これからが厳しいんだなと感じました」

 4年の長期政権は球団としては三原脩(1960-67年)、別当薫(68-72、77-79年)以来で93年に横浜ベイスターズとなって以降は初。引き続き監督を任された期待の大きさを実感した。

 同オーナーは、観客動員の大幅増を高く評価。新球団誕生と同時に就任した中畑監督の「3年でCS」の目標は達成できなかったが「粘り強い戦い方をしている。弱体とはいえない」とチーム力アップも感じている。リーグを制した巨人に12勝10敗。交流戦を勝ち越し、9月終盤まで3位の可能性を残した。だからこそ「来季は監督が率いて優勝してください」と注文を出した。

 一気に頂点を極めるべく球団は今オフ、大型補強を敢行する。中畑監督は現在のチーム力を60点と評し「優勝するためには(あと)30点が必要」と春田オーナーに切望。特に投手陣のさらなる充実を口にした。

 今季は阪神からフリーエージェント(FA)移籍した久保が12勝、2年目の井納が11勝と、球団としては2010年の清水直以来4年ぶりに2桁勝利投手が2人誕生。さらに6月に先発に再転向した山口が8勝、新外国人のモスコーソが9勝と先発がそろった。「チーム防御率が3点台の投手陣になった。投手力の充実は不可欠。そこの部分がもっともっと調整できたら、優勝をつかめるチームになると思う」と中畑監督はさらなるベースアップをにらむ。

 球団はモスコーソへの残留交渉を進めている。また、国内FA権を取得しているオリックス・金子についても、池田社長は「興味はある」と断言。国内最高レベルの右腕獲得に向けて水面下で調査している。さらに注視しているのが、メッツ・松坂の動向だ。

 球団は過去2年間、オフに横浜高出身で地元のスター、松坂にオファーを送り続けてきた。先発にこだわる34歳右腕にとって、来季のメ軍の投手陣を考えれば望みをかなえるのは難しい。松坂自身も近い関係者に「日本に戻る気持ちもある」と打ち明けており、電撃移籍の可能性は十分だ。

 打線は筒香、梶谷ら若手が主力に育った。中畑監督は「本当の意味でのスーパースターを作りたい。スターでお客さんが来てくれる魅力あるチームにしたい」と青写真を描く。日米最高峰W右腕で投手王国を築き上げ、4年目こそ美酒に酔う。

DeNA・春田オーナー 「来季は優勝してください。それを監督が率いてください、というお話をさせていただいた。監督からも快諾をいただきました。(就任後)3年がたち、CSには行けなかったけれど、ファンの方々に(球場に)来ていただけるようになった。ある意味、それがすべてだと思っています」

★今季の松坂

 オープン戦で先発ローテ入りをアピールしたが、開幕はマイナースタート。現地時間4月19日のブレーブス戦で中継ぎとして今季初登板。同24日のカージナルス戦でメジャー初セーブを挙げるなど、救援での起用が続いた。5月25日のダイヤモンドバックス戦で今季初先発し、勝利を挙げるなど、前半戦は9度の先発で2勝3敗。後半戦に入り、再び中継ぎに戻ったが、右肘痛で7月下旬から約1カ月離脱。34試合3勝3敗1S、防御率3・89でシーズンを終了。契約が切れ、来季について「休んでからゆっくり考えたい」と話している。

松坂大輔(まつざか・だいすけ)

 1980(昭和55)年9月13日生まれ、34歳。東京都出身。横浜高3年時に甲子園で春夏連覇を達成。99年ドラフト1位で西武入団。1年目に16勝を挙げ、最多勝と新人王。2001年には沢村賞に輝いた。07年に旧ポスティングシステム(入札制度)でレッドソックス入りし、同年の世界一に貢献。昨年はインディアンスとマイナー契約を結んだが、8月に自由契約を申し入れメッツへ移籍。日米通算成績は362試合に登板、164勝103敗1S、防御率3.49。00年シドニー、04年アテネ両五輪、06、09年WBC日本代表。1メートル83、93キロ。右投げ右打ち。既婚。今季年俸150万ドル(約1億6350万円)。

金子千尋(かねこ・ちひろ)

 1983(昭和58)年11月8日生まれ、30歳。新潟県出身。長野・長野商高からトヨタ自動車を経て2005年ドラフト自由枠でオリックス入団。07年途中から先発に転向し、10年に17勝を挙げ最多勝、昨年は200奪三振で最多奪三振を獲得。同年から2年連続で15勝以上を挙げる。通算成績は232試合に登板、90勝48敗5S、防御率2.69(2日現在)。1メートル80、77キロ。右投げ左打ち。既婚。年俸2億円。背番号19。

中畑清(なかはた・きよし)

 1954(昭和29)年1月6日生まれ、60歳。福島県出身。安積商高(現帝京安積)から駒大を経て76年ドラフト3位で巨人に入団。80年代に巨人の主軸として活躍し、「絶好調男」の愛称で人気を博した。82年から一塁で7年連続ゴールデングラブ賞。89年に現役引退。通算成績は1248試合に出場、打率・290、171本塁打、621打点。引退後は野球解説者のほか93、94年に巨人コーチ、2004年にはアテネ五輪野球日本代表の監督代行を務めた。12年からDeNA監督。1メートル85、90キロ。右投げ右打ち。年俸1億円。背番号70。

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