【新主将に聞く】
日大FL飯田光紀主将【拡大】
不定期連載の3回目は日大FL飯田光紀(新4年、山梨・日川)が登場。36年ぶりのリーグ戦優勝、全国大学選手権初制覇の目標に向かい、身長170センチのしぶといFLは「人としての行動が大事」と仲間にも人間的成長を促す。(聞き手・田中浩)
--主将を拝命して1カ月
「まだ慣れない部分は多いが、今年は春に試合ができそう。春に去年の秋ぐらいのレベルまで持っていかないと」
--チームスローガンも決まった
「『躍進と同心』というもので、躍進の一番目に人間的成長を挙げている。同心とは仲間を信頼し、尊重し、そのために規律を守るということ」
--成長を促す具体的なことは
「たとえば掃除にしても、廊下に(人工芝グラウンドの)ゴムチップ一つでも残らないようにする。細かいこと、小さなことでもおろそかにしないことを求めたい。この1年だけでなく、来年以降にもいい文化となるように伝えていきたい」
--スクラムの強化を課題に挙げていた
「スクラムは日大の生命線。今でも週に2、3度、かなり強度を高くして練習に取り組んでいる。春に出るだろうさまざまな課題を夏に修正して、秋のリーグ戦には完璧な形に仕上げたい」
飯田 光紀(いいだ・こうき)
1999(平成11)年9月30日生まれ、21歳。山梨・笛吹市出身。春日居中3年でラグビーを始め、日川高では2、3年で花園出場。日大では1年から公式戦に出場。家族は祖父母、両親と妹。170センチ、88キロ。