2021.1.24 05:02

TL全選手、アプリで私生活管理 2・20開幕へ“強権発動”

TL全選手、アプリで私生活管理 2・20開幕へ“強権発動”

昨年1月のトップリーグ、サントリー-東芝。今年は“厳格”な感染防止対策で開幕を目指す

昨年1月のトップリーグ、サントリー-東芝。今年は“厳格”な感染防止対策で開幕を目指す【拡大】

 日本ラグビー協会の岩渕健輔専務理事(45)とトップリーグ(TL)の太田治チェアマン(55)が23日、新型コロナウイルスの影響で開幕が2月20日に延期となったTLについてオンラインで記者会見を開催。今後の感染対策について言及し、選手の体調や行動履歴を管理するアプリを導入する方針を示した。プライベートにまで踏み込んだ徹底管理で、リーグ成立を目指す。

 ガイドラインを見直して、再スタートを図る。新型コロナの影響で16日の開幕が延期となったTLは、2月20日を開幕とする新日程を前日22日に発表。岩渕氏はこの日、より厳しい感染対策を施す方針を示した。

 「飲食を含めた日常生活が大きなポイントになる。厳格にラグビー活動以外の行動管理も含めて考えていかないといけない」

 これまでに6チームで計68人の選手・スタッフの陽性が確認された。現在は29人がチーム活動に復帰。今後1週間程度で全ての感染者が日常生活に戻れる見通しというが、リーグ開催へ厳格な感染対策は喫緊の課題だ。

 岩渕氏は「カフェでお茶を飲んだことが、濃厚接触者に認定されたケースもある」と言及。そのため、太田氏は「プライベートにまで突っ込んで基準を設ける」と、日常生活に踏み込んで感染防止ガイドラインを見直すことを明言した。

 具体策の一つが、選手への“体調管理アプリ”の導入だ。スマートフォンなどにダウンロードし健康状態をチェックするだけでなく、行動履歴もチェックすることが想定される。太田氏は「体温やせきの有無、食事をどこで取ったかなどを共有する。チーム活動外での会食、飲食を管理する方向で(チーム側と)合意形成していく」と説明した。

 また、現在2週間に1度義務付けているPCR検査を、週に1回程度に頻度を増やす方針。

 「とにかく全ての関係者の安心安全を担保して、大会を成立させる」

 岩渕氏が力強く決意を口にした。2022年1月に開幕を予定する新リーグに移行するため最後となるTLを、ワンチームとなって完走する。(阿部慎)