ラグビーの全国大学選手権は11日、東京・国立競技場で早大(関東対抗戦2位)-天理大(関西1位)の決勝が行われ、天理大が55-28で早大を破り、初優勝を飾った。天理大では昨年8月中旬から9月上旬にかけて、部内で計62人の感染が確認される新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生。コロナ禍を乗り越え、関西勢として同志大以来、36大会ぶりに頂点に立った。
天理大は2年ぶり3度目となる決勝の舞台。前回大会の準決勝で14-52で完敗した相手に前半から4トライを奪うなど29-7とリード。後半も4トライを追加して突き放し、雪辱を果たした。
2連覇を狙った早大は前半を1トライ1ゴールに抑え込まれ、22点差をつけられて折り返し。後半に3トライを奪うなど21点を挙げたが、及ばなかった。