後半、トライを決める桐蔭学園・粟飯原=花園【拡大】
第100回全国高校ラグビー大会決勝(9日、京都成章15-32桐蔭学園、花園)桐蔭学園は3年生のフランカー粟飯原が10-10の後半2分に勝ち越しトライを挙げ、流れを引き寄せた。「実感はないけど、自分たちの代で優勝できてうれしい」とさわやかに笑った。
この場面は、相手のプレーを分析し尽くした成果だった。チームは敵陣のゴール前10メートル付近でボールを奪われたものの、外で待ち構えた粟飯原が相手パスの乱れを拾い、そのままインゴールへ。落ち着いた動きに「ターンオーバーすると、すぐに外に運ぶ。ミスを狙っていた」と胸を張った。