2020.10.19 16:31

快足“フェラーリ”復活! 松島幸太朗、フル出場で勝利呼んだ/ラグビー

快足“フェラーリ”復活! 松島幸太朗、フル出場で勝利呼んだ/ラグビー

パリ戦の後半、味方の得点を喜ぶクレルモンの松島(右)=クレルモンフェラン(共同)

パリ戦の後半、味方の得点を喜ぶクレルモンの松島(右)=クレルモンフェラン(共同)【拡大】

 ラグビー・フランス1部リーグ(18日=日本時間19日、クレルモンフェランほか)クレルモンに移籍した日本代表の松島幸太朗(27)が、ホームでのパリ戦に右WTBでフル出場。ほぼ1カ月ぶりの試合で41-27の勝利に貢献した。松島は自身のトライこそなかったが、3トライに絡むなど好機を演出。スピードスターに勢いづけられたチームは3勝1敗の勝ち点13で、4位につけた。

 ◆3トライに絡んだ

 昨年のW杯日本大会の5試合全てでつけた背番号14を、松島はクレルモンで初めて背負い、躍動した。後半27分、自陣ゴール前で相手パスをインターセプトしたFBティベルギアンをサポートし、敵陣22メートルライン付近でボールを受けると1回転してマークをかわし、オフロードパス(相手のタックルを受けながらのパス)でSHベジへとつなぎトライを演出。チーム5トライのうち3トライに絡む活躍を見せた。

 「チームプレーに集中して、うまくいった。周りを見られ、サポートプレーがいい方向に出た」

 9月6日の開幕戦で痛めた右内転筋は、まだ完全に治り切っていないといい、この日は周囲を生かすことを心掛けた。前節のボルドー戦が新型コロナウイルスの感染拡大で延期になったこともあり、移籍後初トライを奪った9月19日の欧州チャンピオンズ杯・ラシン92戦以来、ほぼ1カ月ぶりの試合だったが、ブランクを感じさせなかった。

 ◆初のWTBで躍動

 チームに故障者が続出し、FBだった過去2試合から3戦目で初めてWTBで先発した。「結構頭を使いながら、という感じだったが、うまく適応できた」と手応えも口にした。

 W杯を日本代表が8強で終えて、20日でちょうど1年。日本代表は活動を再開できておらず、代表選手31人の中で現在公式戦を戦っているのは松島ただ一人だ。激しい欧州のプレーに適応するために、体重も5、6キロ増やした。

 「この先もしっかり続けていけたら」

 24日(日本時間25日)の次戦(ホーム)で当たるポーは、勝ち点1差でクレルモンの1つ上の3位。勝てば3位に浮上する大事な一戦だ。2023年W杯開催国のフランスで、松島の存在感がいよいよ増してきた。