2020.10.14 12:00

【ラグビーコラム】関東大学ラグビー、待ち遠しい超満員でのルーキー大暴れ

【ラグビーコラム】

関東大学ラグビー、待ち遠しい超満員でのルーキー大暴れ

特集:
ノーサイドの精神
10月4日の立大との開幕戦で先発した明大SO池戸

10月4日の立大との開幕戦で先発した明大SO池戸【拡大】

 【ノーサイドの精神】10月4日に開幕した関東大学ラグビーで、ルーキーたちの活躍が目覚ましい。

 昨季対抗戦覇者の明大のSO池戸将太郎(東海大相模高)は、2試合連続で先発。2季ぶりの復権を目指す帝京大も、HO江良颯(えら・はやて、大阪桐蔭高)がここまで5トライ、NO・8奥井章仁(大阪桐蔭高)も上級生顔負けのフィジカルを披露した。慶大のFB山田響(兵庫・報徳学園高)も最後尾から抜群のラン能力を見せている。

 新型コロナウイルスの感染拡大による大打撃を受けたラグビー界にとっては、ようやく始まった国内公式戦。華々しいデビューを飾った一方で、キャンパスに足を運ぶ機会は少ない。明大の池戸は、「オンライン授業やパソコンでの課題には、慣れてきた。でも慣れてくると、『キャンパスに行きたいな』という気持ちは出てきますね」と正直な思いを口にする。

 もちろんラグビー部としての活動も大切だが、学生にとってはキャンパスライフも“一生に一度”といえる。4年生にとっても最後の学生生活。大学によっては、まだチームにすら合流できていない部員もいるという。平凡だったが4年間キャンパスに通った記者としては、胸が痛い。

 「電車移動禁止」など厳しいルールを敷いて生活する彼らの苦労は、計り知れない。それでも、「今はラグビーに集中できる。それはそれでいいかな、と思います」と池戸は前を向く。ポジティブに受け入れ、覚悟を持ってラグビーに取り組む姿勢には、学ぶものがある。

 新型コロナウイルスの感染防止のため、大会は無観客試合や入場者制限などの対策が実施されている。近い未来に、満員の会場でルーキーたちが大暴れする日が、待ち遠しい。(阿部慎)