2020.10.14 05:02

レイドロー主将、福岡トライで「心折れかけた」スコットランド撃破から1年で“本音”

レイドロー主将、福岡トライで「心折れかけた」スコットランド撃破から1年で“本音”

オンラインのトークイベントでレイドロー(右上)と山中(下)は大いに盛り上がった。左上はMCの山田章仁

オンラインのトークイベントでレイドロー(右上)と山中(下)は大いに盛り上がった。左上はMCの山田章仁【拡大】

 昨年のラグビーW杯日本大会で日本がスコットランドを28-21で破り、史上初の8強入りを果たしてから13日でちょうど1年。主力として顔を合わせたSHグレイグ・レイドロー(35)=NTTコミュニケーションズ=とFB山中亮平(32)=神戸製鋼=が三菱地所主催のオンライントークイベントに出席し、日本を沸かせた激闘を振り返った。

 今だからこそ話せる“本音トーク”に花を咲かせた。日本がスコットランドを撃破し、8強入りを決めてから1年。スコットランド代表の主将として先発出場したSHレイドローは、試合中に敗戦を覚悟した瞬間があったと明かした。

 「心が折れかけたのはハーフタイム直後。日本にトライを取られたとき、(ベスト8進出は)難しいかもなと思った」

 前半は21-7と日本がリードで折り返し、迎えた後半2分。WTB福岡堅樹(28)=パナソニック=が相手ボールを奪い、約40メートルを独走してトライを決めた。この時点でスコットランドの1次リーグ突破は、4トライ以上かつ8点差以上での勝利が条件に。世界的な司令塔に絶望感を与えた。

 後半10分から途中出場したFB山中は、最後にボールを大きく蹴り出して激闘に終止符を打った。「ちょんと出してもよかったが、お客さんの所にボールを入れたかった。喜びをボールで届けたかった」。歓喜の瞬間を演出し、日産スタジアムは熱狂に包まれた。

 「日本代表は、すごくいいパフォーマンスだった」とレイドロー。敵味方の垣根を越えた対談に、2人の笑みは絶えなかった。(阿部慎)

グレイグ・レイドロー(Greig・Laidlaw)

 1985年10月12日生まれ、35歳。スコットランド・エディンバラ出身。2010年11月のニュージーランド戦で代表デビューし、W杯には2015、19年大会に出場。通算76キャップ。176センチ、80キロ。