2020.8.19 12:00

【ラグビーコラム】“元同僚”松島と渋野の海外挑戦

【ラグビーコラム】

“元同僚”松島と渋野の海外挑戦

特集:
ノーサイドの精神
オンラインで記者会見するラグビーの松島幸太朗

オンラインで記者会見するラグビーの松島幸太朗【拡大】

 【ノーサイドの精神】トップリーグのサントリーからフランス1部リーグのクレルモンに移籍した日本代表BK松島幸太朗(27)が、来月6日のトゥールーズとの開幕戦へ向けトレーニングに励んでいる。17日には日本メディア向けに、オンライン会見。「今はずっとFBをやっていて、しっかり自分から指示もできるようになってきた。練習からアピールはできている」と手応えを示した。

 昨秋のW杯日本大会では、ジェイミー・ジョセフヘッドコーチ(50)から「フェラーリ」と称された走りで5トライを決めて初のベスト8に貢献。日本中が興奮したあの走りが、久しぶりに見られそうだ。新型コロナウイルスの影響で、日本国内のラグビー観戦は、まだ先となりそうなだけに、「僕が試合に出ることで、少しでも盛り上がるかなと思う。自信を持ってやっていきたい」と自覚十分だった。

 サントリーに縁が深い世界で戦うトップアスリートといえば、20日開幕の女子ゴルフの「AIG全英女子オープン」(英国・ロイヤルトルーンGC)で日本人初のメジャー2連覇を目指す渋野日向子(21)がその一人だろう。今年1月に所属契約。“スマイル・シンデレラ”に、世界中が注目している。

 今年2月の東京・秩父宮ラグビー場。トップリーグのサントリー対日野戦に、渋野が観戦に訪れていたことを思い出す。プライベートでの初ラグビー観戦だったという。

 記者がカメラを向けると、ジャージーやマスコット人形を手に満面の笑顔。快く取材もさせていただいた。「ずっと大声で応援してましたよ。いけ、いけ、いけ~!! みたいな感じですね」。ラグビーファンからも「渋野さ~ん!」と声をかけられ、笑顔で手を振る姿が印象的だった。

 当時はまだサントリーでプレーしていた松島は、渋野について、「競技は違うが、しっかりトップレベルのプレーを見せることで、お互い刺激になる」と試合後に語った。その後も、交流のあるとんねるずの木梨憲武(58)も交えて、食事をしたと公式インスタグラムで報告している。

 「やってみなはれ」。サントリーの創業者・鳥井信治郎さんが未知の分野に挑戦しようと使った言葉は、社是として広く知られる。チャレンジャー精神あふれる2人のプレーが、今から楽しみだ。(阿部慎)

阿部慎(あべ・まこと)

1993(平成5)年生まれ、27歳。千葉県出身。2016年入社。整理部、ゴルフ担当を経て、18年11月からラグビー担当。ゴルフ・マスターズ、ラグビーW杯日本大会などを取材。