2020.6.21 05:04

具智元、元韓国代表の偉大な父の背中 「努力」とスクラム指導に感謝

具智元、元韓国代表の偉大な父の背中 「努力」とスクラム指導に感謝

昨年のW杯日本大会では大活躍だった

昨年のW杯日本大会では大活躍だった【拡大】

 きょう21日は「父の日」。昨年のラグビーW杯日本大会で日本代表として全5試合に出場し、強力なスクラムを組んで初の8強入りに貢献したPR具智元(ぐ・じうぉん、25)=ホンダ=が、父との思い出を明かした。

 父は元韓国代表で、トップリーグ・ホンダの前身の本田技研鈴鹿でもプレーした具東春(グ・ドンチュン)氏(55)。偉大な父の背中を追って小学6年からラグビーを始めた。体は当時から大きく、中学時代には既に110キロ。しかし走るのは苦手で、泣きながら両親に「辞めたい」と訴えたことがある。

 このとき、父は言った。「努力するのは本当にきついけど、その努力は倍になって返ってくる」。

 それ以降、まじめに努力することがモットーとなった。父のスクラム指導も受けた。「父の教えがなかったらここまで来られなかった」と、感謝の思いは尽きない。

 韓国在住の東春氏はコロナ禍前は度々来日し、具とスクラム談議に花を咲かせた。具はまだ独身だが、「自分が教えられるものはしっかりと教えることができ、普段は優しく、子供と仲が良い父親になりたい」と、東春氏の姿に理想の父親像を重ねている。(月僧正弥)

具 智元(ぐ・じうぉん)

1994年7月20日生まれ、25歳。韓国・ソウル出身。小学6年でラグビーを始め、中学2年から日本で暮らす。大分・日本文理大付高-拓大を経てホンダ。昨秋のW杯日本大会では5試合に出場。日本代表キャップ13。昨年12月に日本国籍を取得した。183センチ、122キロ。