2020.5.9 10:00

【名将の緊急ミーティング】桐蔭学園・藤原監督、「情報の共有」の重要性をアドバイス

【名将の緊急ミーティング】

桐蔭学園・藤原監督、「情報の共有」の重要性をアドバイス

今年1月、選手を指導する藤原監督(右から2人目)。コロナ禍のいま、情報共有の大切さを強調した

今年1月、選手を指導する藤原監督(右から2人目)。コロナ禍のいま、情報共有の大切さを強調した【拡大】

 緊急連載の最終回は、昨季の全国高校大会で悲願の単独初制覇(2度目の優勝)を果たした神奈川・桐蔭学園を率いる藤原秀之監督(52)。全国の高校生ラガーマンへ、きたるべき活動再開のために「情報の共有」の重要性をアドバイスした。(取材構成・田中浩)

 優先順位ははっきりしている。何より安全。自分の命、周囲の人の命を守ることが最も大切なことはいうまでもない。

 桐蔭学園としては、まるまる3カ月、全体での活動はできていない。チームでは週2度、テレビ電話を使って話をしている。4月末からは少人数のグループでテーマを決め、テレビ電話を通した動きの練習を各自の自宅でやっている。

 高校にはさまざまなチームがあり、15人そろわないところも多い。逆にそういう少人数のチームの方が“リモート練習”はやりやすいのではないか。今はさまざまな練習の動画もあるので、顧問の先生が引き出してあげられるといい。

 東京や神奈川などの都市圏ではまだ難しいが、地方ではそろそろ練習や試合ができるところも出てくるだろう。再開する前にどんな準備をすべきなのか、個人でやるものとチームで共有するものがある。

 たとえばPRの選手が何を考え、どんな準備をしようとしているのか。それをチームメートも共有している必要がある。そうすれば、彼の考え、準備が合っているのか、間違っているのか指摘して、建設的なアドバイスを送ることもできる。大事なのは孤立しないということだ。

 これまで「普通」にラグビーをやれたことが実は「普通」じゃなく、親にいろいろなことをしてもらっていたということを認識できたのは、成長だと思う。だから「家のことは必ずやれ」と子供たちにも言っている。(おわり)