2020.5.1 05:02

京産大・伊藤監督「今やれるのはステイホーム」選手らは“オンライントレ”も/関西Aリーグ

京産大・伊藤監督「今やれるのはステイホーム」選手らは“オンライントレ”も/関西Aリーグ

今年2月、新チーム結成後初のグラウンド練習で熱の入った指導を行う京産大・伊藤鐘史監督(左奥)=京都市北区

今年2月、新チーム結成後初のグラウンド練習で熱の入った指導を行う京産大・伊藤鐘史監督(左奥)=京都市北区【拡大】

 多難なスタートにも動じる様子はない。関西大学ラグビーAリーグの京産大が新型コロナウイルスの感染拡大で活動を休止してから、30日で1カ月が経った。元日本代表LOで今季、FWコーチから昇格した伊藤鐘史監督(39)が電話取材に応じ「仕方がないこと。世界的な問題であり、スポーツどころではない。われわれが今やれるのは『ステイホーム』だけ」と心境を語った。

 昨季まで47年間、チームを率いた大西健・前監督(70)からバトンを引き継ぎ、新監督に就任。新チームは2月下旬から本格的に始動し、3部練習を実施するなど強化を進めてきた。だが、一般学生が新型コロナウイルスに感染したことが判明し、大学側が3月30日、一切の課外活動の禁止を通達。長期の活動休止に入った。部員たちには「自分の健康を守ること、他人にうつさないことを前提に、自分でできるトレーニングをクリエーティブに考えなさい」と伝えたという。

 部員たちは現在、自宅に戻り、自主練習に励んでいる。また、グループごとにオンラインで、担当コーチが考えたトレーニングも行っている。伊藤監督自身も、自宅で今後の計画を練り直す日々だ。

 「自分でコントロールできないことにフォーカスしても仕方ない。今やれることをやるだけ」とキッパリ。「学生たちが良い形でシーズンを迎えられるよう、持っていきたい」と力を込めた。(月僧正弥)

伊藤 鐘史(いとう・しょうじ)

 1980(昭和55)年12月2日、神戸市生まれ。39歳。兵庫工高でラグビーを始め、京産大、リコー、神戸製鋼でプレー。FL、NO・8からLOに転向し、31歳で日本代表デビュー。2015年W杯イングランド大会にも出場。36キャップ。17年度で引退し、18年度から京産大FWコーチ。現役時代は191センチ、100キロ。