2020.4.3 05:03

第57回ラグビー日本選手権、史上初中止 W杯効果で盛り上がるはずが…無念の今季終了

第57回ラグビー日本選手権、史上初中止 W杯効果で盛り上がるはずが…無念の今季終了

神戸製鋼がサントリーを破り、18季ぶり10度目の優勝を果たした2018年12月の日本選手権決勝。今季で57回を数える大会は初の中止に追い込まれた

神戸製鋼がサントリーを破り、18季ぶり10度目の優勝を果たした2018年12月の日本選手権決勝。今季で57回を数える大会は初の中止に追い込まれた【拡大】

 日本ラグビー協会は2日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、5月23、30日に予定していた第57回日本選手権の中止を発表した。1963年度に始まった大会の中止は初めて。トップリーグ(TL)の中止も決まっており、昨年のW杯効果で盛り上がるはずの今季が終了となった。来季のTLは来年1月の開幕を予定している。

 新型コロナウイルスの感染拡大で、5月に予定されていた日本選手権が中止となった。日本協会の森重隆会長(68)は「長い歴史を誇る本大会が史上初めて中止となることは大変残念」などとするコメントを発表した。

 1963年度に幕を開け、78年度から84年度にかけて新日鉄釜石が7連覇するなど幾多の名勝負を生んできた。2019年度はTLの上位4チームで実施される予定だった。

 だが、先月23日にはTLの残り全試合の中止を発表。この日、薬物検査の会見に出席した太田治チェアマン(55)は「残念なことだが今季は終了。2019年度シーズンは終了ということになります」と宣言した。

 当初は4月中旬に開催の可否を判断する予定だった。しかし、プロ野球やJリーグの選手に感染者が出ており、開催を断念。「選手たちの不安の声も日に日に多くなってきた」と無念さをにじませた。

 来季TLの開幕時期については「基本的には年明けからと考えている」と説明。例年は秋開幕だが、昨年のW杯日本大会の開催に伴って1月開幕となった今季と同じく1月との見通しを示した。

 また、実戦機会を確保するため、新型コロナウイルスの終息が大前提としながらも「(大会を)できればやりたい。秋ぐらいに」と、カップ戦のようなプレシーズン大会の実施を検討していることを明かした。

 列島が大きく沸いたW杯の閉幕から約5カ月。今年1月のTL開幕は空前の盛り上がりを見せていただけに、無念のシーズン終了となった。 (阿部慎)

  • 松尾雄治78~84年度新日鐵釜石V7
  • 85年度上田昭夫監督・慶大がV
  • 堀越正巳87年度早大が大学勢最後の頂点
  • 平尾誠二88~94年度神鋼V7