2020.3.23 05:00

【新主将に聞く】帝京大・FL松本健留、9連覇知る最後の男が王者の矜持を取り戻す

【新主将に聞く】

帝京大・FL松本健留、9連覇知る最後の男が王者の矜持を取り戻す

帝京大・松本主将

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 不定期連載の3回目は、かつて全国大学選手権9連覇の金字塔を成し遂げた帝京大のFL松本健留(けんと、4年、大阪桐蔭)だ。挑戦者としてチャレンジを続け、王者の矜持(きょうじ)を取り戻す。(聞き手・田中浩)

 --主将に選ばれた経緯を

 「新4年生で何度も話し合い、1月に決まった。みんなから名前が挙がったときに覚悟と責任を感じた」

 --全国大学選手権優勝は2017年度が最後

 「その年に1年生だった僕らが、優勝を経験している最後の世代。優勝するためのスタンダードを知っているのも僕らで最後。チームにいい文化を残していかなければいけないと思う」

 --足りないものは

 「勝てなかったこの2年間は、全てにおいて積み重ねが甘かった。ラグビーでもラグビー以外でも一人一人が自身と向き合い、厳しいことでもチャレンジして、一つ一つ丁寧に積み重ねていこうと話し合った」

 --自身の公式戦出場は2試合と少ないが

 「入学前から故障がちだったせいで、出番は少なかった。2年の夏にCTBからFLに転向したが、自分に向いていると思う。“けが体質”を乗り越えることが自分の課題の一つ」

 --自身も含め同期に高校日本代表が6人

 「それぞれがリーダーシップを持ってくれていて、頼もしい限り」

松本 健留(まつもと・けんと)

 1998(平成10)年7月11日生まれ、21歳。大阪・生野区出身。大阪・巽中1年でラグビーを始め、大阪桐蔭高では2年時に花園ベスト8。3年で高校日本代表。帝京大では2年夏にCTBからFLに転向。昨季の公式戦出場は流通経大に敗れた大学選手権3回戦の1試合。176センチ、95キロ。