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ありがとうトモさん!近鉄・トンプソン引退試合に下部L異例の1万4599人/TL

ありがとうトモさん!近鉄・トンプソン引退試合に下部L異例の1万4599人/TL

「トモTシャツ」を着た仲間から胴上げされるトンプソン。みんなから愛された(撮影・山田俊介)

「トモTシャツ」を着た仲間から胴上げされるトンプソン。みんなから愛された(撮影・山田俊介)【拡大】

 ラグビー・トップチャレンジリーグ最終節(19日、秩父宮ほか)近鉄が栗田工業に74-0で大勝し、7戦全勝で優勝を決めた。今季限りの引退を表明している日本代表でW杯4大会連続出場のLOトンプソン・ルーク(38)はフル出場し、献身的なプレーでチームの勝利に貢献。試合後は引退セレモニーが行われ、日本のファンに別れを告げた。

 涙はなかった。下部リーグでは異例の1万4599人の観客が詰めかけ、スタンドには「トモさん、ありがとう」のメッセージが掲げられる中、トンプソンは引退試合でフル出場。全勝優勝に貢献した“鉄人”は日本のファンにジョークをまじえ、別れを告げた。

 「勝って優勝できたことが一番。みなさんが16年間、応援してくれて感動しています。ありがとうございました」

 試合後は大きな拍手に包まれる場内を1周。仲間から胴上げされ、宙を3回舞った。

 「信じられへん。たくさんの人が応援してくれて。キャリア全体、サポートしてくれて感謝の気持ちでいっぱいです」

 最後まで献身的なプレーを貫いた。後半ロスタイム。敵陣ゴール前5メートルでパスを受ける。スタンドからは有終のトライを期待する「ルーク」の掛け声。だが、その瞬間、さっと右へパスし、FBマシレワのトライを引き出した。

 「そう(トライ)したかったけど、自分は足が遅い。マシレワはいつもトライをしてくれる」

 試合中には“儀式”も行い、ファンを沸かせた。普段は決してゴールキックを蹴ることがないが、この日は引退する選手へのラグビー界の伝統として2本のキッカーを担当。そのうち1本を成功させると、照れくさそうに笑った。

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  • 前半、突進する近鉄のトンプソン・ルーク=秩父宮ラグビー場(撮影・山田俊介)
  • 前半、ハイボールをキャッチする近鉄のトンプソン・ルーク=秩父宮ラグビー場(撮影・山田俊介)
  • 後半、コンバージョンゴールを決める近鉄のトンプソン・ルーク=秩父宮ラグビー場(撮影・山田俊介)
  • 後半、モールの中で奮闘する近鉄のトンプソン・ルーク=秩父宮ラグビー場(撮影・山田俊介)
  • ファンサービスするトンプソン・ルーク=秩父宮ラグビー場(撮影・山田俊介)
  • 記念撮影におさまる(左から)大野均、箕内拓郎、トンプソン・ルーク、タウファ統悦=秩父宮ラグビー場(撮影・山田俊介)
  • 場内一周するトンプソンら近鉄フィフティーン=秩父宮ラグビー場(撮影・山田俊介)