2020.1.12 05:02

【ホイッスル 吉田義人】前半31-0圧倒!立役者は早大・SH斎藤

【ホイッスル 吉田義人】

前半31-0圧倒!立役者は早大・SH斎藤

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ホイッスル 吉田義人
明大-早大 前半、早大・相良(6)がトライを決め、喜ぶ早大ファン=国立競技場

明大-早大 前半、早大・相良(6)がトライを決め、喜ぶ早大ファン=国立競技場【拡大】

 ラグビー大学選手権決勝(11日、明大35-45早大、国立)明大にも高い攻撃力があるが、前半で31点も差をつけられたところから巻き返すのは、さすがに苦しい。では、なぜ31点も取られたのか。

 この試合のMVPは、間違いなく早大SH斎藤だ。密集から出す、外まで長く正確に伸びるパスに、明大の内側の守備は置き去りにされた。WTBなど外側の選手が内に詰めてこざるをえない状況となり、大外に空いた大きなスペースを早大は突き続けた。前半の明大はこの部分での修正がきかなかった。

 防御でも早大は1対1、組織ディフェンスとも精度が高く、その上に気迫でも明大を上回り、序盤の主導権争いを確実に制した。明大としては地域を取り合うキック合戦に付き合わず、近場で得意のFW戦に持ち込むなど、早大の気迫をそぎ落とすような魂のこもったプレーが必要だったと思う。

 昨年のW杯から続く熱気に応えるように、計11トライが生まれた試合は見応えがあった。新しい国立競技場で、新たな歴史のスタートを感じさせた。エリス少年がボールを持って走ったことから始まったラグビーで、大きくボールを動かして勝負した両軍の選手が、ダイナミックな競技の魅力を体現してくれた。(元日本代表WTB、7人制チーム「サムライセブン」代表、明大OB)

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  • 明大-早大前半、先制のPGを決める早大・斎藤=国立競技場
  • 明大-早大前半、トライを決める早大・丸尾=国立競技場
  • 明大-早大前半、トライを決める早大・相良=国立競技場
  • 明大-早大前半、トライを決める早大・長田=国立競技場
  • 明大-早大前半、トライを決める早大・森島(下左から2人目)=国立競技場
  • 明大-早大前半、パスを出す早大・斎藤=国立競技場