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創部120年で初!慶大にNZからの留学生、2人そろって公式戦デビュー/関東対抗戦

創部120年で初!慶大にNZからの留学生、2人そろって公式戦デビュー/関東対抗戦

特集:
関東大学対抗戦
193センチの長身で突進するマプスア(左)。慶大初の留学生がデビューを果たした(撮影・中井誠)

193センチの長身で突進するマプスア(左)。慶大初の留学生がデビューを果たした(撮影・中井誠)【拡大】

 関東大学ラグビー対抗戦(4日、八王子市上柚木公園陸上競技場ほか)リーグ戦に続いて対抗戦もW杯による中断が明け、4試合で再開。慶大はニュージーランド出身の初の留学生2選手が公式戦デビューを果たしたが、日体大に終了間際に逆転され、27-30で敗れ2勝2敗となった。9連覇を狙う帝京大はラストプレーで筑波大に24-22で逆転勝ちし、昨季の大学王者の明大、早大とともに4戦全勝とした。

 創部120年と日本最古の歴史を誇る慶大で、初めて留学生が公式戦デビューした。NO・8アイザイア・マプスア(18)とCTBイサコ・エノサ(19)=ともに1年=の2人のニュージーランド出身選手が、伝統の黒黄ジャージーを着て奮闘。W杯で8強に進んだ日本のように、ラグビーのルーツ校も“多様性”の第一歩を記した。

 エノサが前半4分に先制トライ、マプスアも後半16分にトライと、縦への強さを発揮した。ただ、最大17点のリードも後半25分から連続得点を許し、終了間際に逆転トライを奪われて、2008年以来の日体大戦黒星で2敗目を喫した。

 「試合の中での一貫性が足りなかった」。マプスアは後半に防御が甘くなったことを悔やんだ。エノサも「前半はよかったんだけど。次の試合に備えたい」と10日の明大戦(秩父宮)に気持ちを切り替えた。

 2人はニュージーランド・オークランドの名門、キングスカレッジ校出身。慶大が世界から学生が集まるグローバルな環境を目指す中で、ラグビー部も「グローバル人材の育成」という方針を掲げ、リサーチを重ねた。「日本でビジネスを学びたいし、ラグビーも頑張りたい」と希望する2人が、環境情報学部と総合政策学部で実施する、全ての授業を英語で受講可能な「GIGAプログラム」の受験に合格し、9月に入学した。

 今季就任した栗原徹ヘッドコーチ(41)は「ゲームを支配し、慶大を引っ張っていく選手になれるようにサポートしていきたい」と話す。大学選手権出場の4位以内へもう負けられないが、「この敗戦をエネルギーに変えたい」と前を向いた。 (田中浩)

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  • 慶大留学生の初トライを決めるエノサ(撮影・中井誠)
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