2019.10.14 05:02

“夢”を現実に!ジョセフHCの大和魂、台風被災者を「応援」/ラグビーW杯

“夢”を現実に!ジョセフHCの大和魂、台風被災者を「応援」/ラグビーW杯

記念撮影におさまる日本代表フィフティーンら=日産スタジアム(撮影・山田俊介)

記念撮影におさまる日本代表フィフティーンら=日産スタジアム(撮影・山田俊介)【拡大】

 ラグビー・ワールドカップ日本大会1次リーグA組(13日、日本28-21スコットランド、日産ス)歴史的勝利にジョセフHCはコーチ陣らと握手を交わし、安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 「台風でお亡くなりになった方々、苦労している皆さまにお見舞いとお悔やみを申し上げたい。とにかく勝利を祝うこともあるが、台風の被害に遭われた方々の応援の気持ちも大事だったと思う」

 台風で被災した人への気持ちを選手たちに伝えてグラウンドに送り出した。

 2016年に就任し、W杯8強入りを託された。ニュージーランド出身の指揮官が就任後、母国との大きな違いを感じたのは「日本の選手は受け身で自主性に欠ける」という点だ。

 前回大会で指揮を執った現イングランド代表HCのエディー・ジョーンズ氏(59)は、徹底的な管理で猛練習を課した。宿舎内の服装や靴の並べ方など、私生活まで厳しさは及んだ。

 「自己責任をもたせる」とジョセフHCは改革に着手。昨年9月に行われた3日間の和歌山合宿。「どうやって意識改革するかをテーマに取り組んだ」という。ミーティングは「選手でやってほしい」。選手同士の話し合いで、戦術理解を深めさせ、試合前日の練習は選手任せで、エディー流からジョセフ流へ、上積みを図った。

 日本代表のキーワードは「ワンチーム」。31人のメンバー中、外国出身選手が15人を占めるチームは一つに団結した。日本の誇りを意識させるため、宿舎にはまっ赤な甲冑(かっちゅう)や日本刀が持ち込まれている。

 20日の準々決勝で世界ランキング5位の南アフリカと対戦する。指揮官は「新しいスタート。勝利の鍵は準備。いい試合をして、当然勝つことを目指す」と自信を示した。

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  • ジョセフHC=日産スタジアム(撮影・蔵賢斗)
  • 昨年6月からチームに帯同する赤色の甲冑(かっちゅう)「勝元」
  • チームルーム内に飾られている日本刀には過去のテストマッチでのチーム内MVPが刻印されている