2019.10.10 12:57

ラグビーW杯、台風接近の影響で2試合中止 大会史上初「やむを得ないと判断した」

ラグビーW杯、台風接近の影響で2試合中止 大会史上初「やむを得ないと判断した」

記者会見で2試合の中止を発表するラグビーW杯日本大会組織委員会の嶋津昭事務総長(右)=10日午後、東京都内

記者会見で2試合の中止を発表するラグビーW杯日本大会組織委員会の嶋津昭事務総長(右)=10日午後、東京都内【拡大】

 ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会組織委員会と国際統括団体ワールドラグビー(WR)は10日、東京都内で記者会見を開き、大型で猛烈な台風19号が接近する影響で、12日に予定されていたイングランド-フランス(横浜・日産スタジアム)、ニュージーランド-イタリア(愛知・豊田スタジアム)の1次リーグ2試合を中止にすると発表した。

 1次リーグA組の最終戦、日本-スコットランド(日産スタジアム)など13日に予定されている4試合については開催する方向で努力するとした上で、最終的な結論を当日朝に出す。組織委の嶋津昭事務総長は「台風通過後に安全性を十分に調査した上で判断したい」と述べた。

 日本と同じA組で12日のアイルランド-サモア(福岡・レベルファイブスタジアム)と、D組で11日のオーストラリア-ジョージア(静岡スタジアム)は予定通りに実施する。

 W杯での試合中止は大会史上初めて。規定では試合が中止になった場合は引き分け扱いとなる。中止になった試合のチケットは全額返金する。

 B組はニュージーランドが1位で8強入りし、準々決勝でA組2位と対戦する。A組1位と当たるB組2位は南アフリカ。イタリアは敗退となる。C組のイングランドとフランスはともに準々決勝進出を決めており、イングランドが1位、フランスが2位通過する。

 台風19号は12~13日に勢力を維持したまま西日本から東日本へ接近、上陸する恐れがある。

アラン・ギルピンW杯統括責任者の話「観客やボランティアらの安全を脅かす判断はできない。リスクは分かっていたが、これほどの大きな台風がこの時期に来るのは珍しいと聞いていた。中止の決断は理解してもらえると信じている」

嶋津昭・ラグビーW杯日本大会組織委員会事務総長の話「チーム、観客の安全を考え、影響を最小限にとどめて一番適切な対応を取ろうと検討してきた。2試合の中止はやむを得ないと判断した。残念だが、決勝トーナメントに向かってW杯の成功を目指して頑張りたい」

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