2019.8.28 12:00

【ラグビーコラム】まもなくW杯日本代表発表、応援するわれわれも“待ったなし”

【ラグビーコラム】

まもなくW杯日本代表発表、応援するわれわれも“待ったなし”

特集:
ノーサイドの精神
W杯へ向け練習に臨む(左から)田村、山中ら=北海道網走市

W杯へ向け練習に臨む(左から)田村、山中ら=北海道網走市【拡大】

 【ノーサイドの精神】ときどき、堀切橋を渡ってランニングに出かける。裏道を通って、とあるひなびた商店街に入ると、W杯のバナーがあちらこちらにぶら下がっている。「へー、こんなところに」。正直、お客さんでごった返すような通りではなく、そのときも通行人は筆者1人だけ。ただ、気がつくと東京都内の「こんなところに」という場所いたるところに、W杯のバナーが下がっている。

 聖地・秩父宮ラグビー場のおひざ元、青山通りにも早くからバナーが登場していたが、街灯の間隔が長いため、ひなびた商店街の方がバナーの密度が濃い。そこを通りかかれば、いやでも目に入るだろう。宣伝効果という点では、なかなかのものだ。

 W杯組織委員会が7月に発表した大会認知度は77・4%。特に女性の認知度が上がった。2015年9月の第1回の調査では51・2%。テレビや新聞、インターネットなどでも「ラグビー」「W杯」といったワードが毎日登場する。本番まで1カ月を切って、機運が盛り上がってきたことを感じる。

 決して安くないチケットを手に入れ、試合を楽しみにしている方も多いだろう。これまでラグビーに関心のなかった方々も、ぜひテレビで観戦してほしい。ラグビーという競技の印象が変わるはずだ。そして、あの楕円(だえん)球のボールを手に取ってほしい。ラグビーの世界では、1度でもボールに触れば“ファミリー”になれるのだ。

 北海道・網走市での日本代表合宿は最終盤に入り、選手たちのサバイバルも最終段階。29日には、いよいよW杯日本代表メンバー31人が発表される。戦いに臨む選手たちも待ったなし。それを応援するわれわれも、スイッチをオンにして臨戦態勢に入るころだ。9月20日、ロシアとの東京・味の素スタジアムでの開幕戦。日本中が、桜のジャージーを後押ししてくれるものと思っている。

田中 浩(たなか・ひろし)

「田中 浩」イメージ画像  1983年入社。ラグビーブーム全盛期に担当を約10年、その後デジタルメディア、ボクシング担当、アマ野球担当などを経て2008年から運動部一般スポーツ担当デスクを務め、14年秋に二十数年ぶりにラグビー取材の現場に復帰。秩父宮ラグビー場でトライ(高校都大会決勝)と東京ドームでヒット(スポーツ紙対抗野球)の両方を経験したのがプチ自慢の58歳。