2019.8.11 05:02

【ホイッスル 吉田義人】日本、終盤押されてトライ献上…控えFW第1列に課題

【ホイッスル 吉田義人】

日本、終盤押されてトライ献上…控えFW第1列に課題

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ホイッスル 吉田義人

 パシフィック・ネーションズ杯(10日、日本34-20米国、フィジー・スバ)大会3試合を通じて日本は安定した力を発揮した。FWが大きく、パワーランナーも多い米国は近年、力をつけてきているが、しっかりと勝ち切った。

 前半11分のWTB福岡のトライに、日本がやろうとしていることのエッセンスが表れた。左から右へと大きくボールを動かす中で、HO堀江が片手で脇の下から自分の後方の味方へ投げる「バックフリップパス」でSO田村につないだ。相手をぎりぎりまで引きつけられるため有効な技術で、日本でもこなせる選手が多くなった。テストマッチ(国の代表同士の対戦)のハイプレッシャーの中でも普通にこなせるのが心強い。

 これでW杯代表31人が決まる。9月の南アフリカ戦でどんな戦いを見せてW杯に乗り込むかが楽しみだが、気がかりなのはこの日の試合終盤に入れ替わった控えのFW第1列。後半31分に米国に取られたトライは、スクラムを一気に押されてボールを失ったのが起点だった。スクラムは生命線でもあり、開幕まで残り40日でこの差を埋めてもらいたい。(元日本代表WTB、7人制チーム「サムライセブン」代表、明大OB)

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