2019.7.29 05:03

W杯12会場を本拠地に!地域密着型ラグビー新プロリーグ構想

W杯12会場を本拠地に!地域密着型ラグビー新プロリーグ構想

シンポジウムに出席し、新プロリーグ創設について言及した日本ラグビーフットボール協会・清宮克幸副会長=東京・大手町 (撮影・山田俊介)

シンポジウムに出席し、新プロリーグ創設について言及した日本ラグビーフットボール協会・清宮克幸副会長=東京・大手町 (撮影・山田俊介)【拡大】

 日本ラグビー協会の副会長に就任し、トップリーグ(TL)の改革を任されている清宮克幸氏(52)が28日、東京都内で行われたシンポジウムで、2021年秋開幕のプロリーグを新設する構想を明かした。TLチームからも好感触を得ており、W杯後の11月に記者会見を開き、具体的な要項などを明らかにする意向だ。

 人気低迷する日本ラグビーを、根底からぶち壊す。「今の日本のラグビーを変えるには、プロ化しかない」。そんな清宮副会長の本気度が伝わるプロリーグ構想だ。

 札幌市から岩手・釜石市、熊本市まで9月開幕のW杯12会場を「オリジン12」と名付け、そこを軸に各地にプロチームを設立。21年秋開幕のプロリーグを立ち上げる。参入チームは(1)ラグビーに特化した法人(2)ホームスタジアムの存在(3)地元自治体の協力(4)年少世代の育成システムといった必要条件も設け、参入には審査もある。

 清宮副会長は25日のTL代表者会議で、バスケットボールのBリーグ立ち上げにかかわり今回理事入りした境田正樹理事(55)とともに構想を説明。来年のパラリンピック終了後にプレシーズン大会を行いたいとしており、「そこには6~10チームぐらい参加できるのでは」(同副会長)と好感触を得ている。森重隆会長(67)からは「好きにやれ」と“お墨付き”。11月のW杯終了後に具体的な実施要項などを発表したいという。

 15年W杯で日本が南アフリカを倒し、一時的にラグビー人気は沸騰したが、TLの昨年度総入場者数は前年度を8000人近く下回る45万8597人。危機的状況を憂えスピード感を重視する清宮副会長は、「億単位の年俸をもらえ、子供たちがあこがれるようなものにしていきたい」と将来も見据えた。

  • シンポジウム終了後、会見に臨む日本ラグビーフットボール協会・清宮克幸副会長=東京・大手町(撮影・山田俊介)
  • フォトセッションに臨む(左から)日本ラグビーフットボール協会・清宮克幸副会長、境田正樹理事、東大・松尾豊教授、谷口真由美理事=東京・大手町(撮影・山田俊介)