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直木賞作家・池井戸潤氏、ジョセフ日本にエール!!「とにかく勝ってくれ」前回大会の悔しさ倍返しだ!!

直木賞作家・池井戸潤氏、ジョセフ日本にエール!!「とにかく勝ってくれ」前回大会の悔しさ倍返しだ!!

サンケイスポーツのインタビューに応じる直木賞作家の池井戸氏。W杯に臨む日本代表に「何でもいいから勝ってくれ」とエールを送った (撮影・戸加里真司)

サンケイスポーツのインタビューに応じる直木賞作家の池井戸氏。W杯に臨む日本代表に「何でもいいから勝ってくれ」とエールを送った (撮影・戸加里真司)【拡大】

 9月20日のラグビーW杯日本大会開幕まで、12日で100日。アジア初開催の楕円(だえん)球の祭典に、ムードも高まってきた。直木賞作家の池井戸潤氏(55)が、ラグビーを題材にした小説「ノーサイド・ゲーム」(ダイヤモンド社刊)の13日発刊を前に、サンケイスポーツのインタビューに登場。独自の表現で日本代表の活躍にエールを送った! (取材構成・阿部慎)

 --タイトルは『ノーサイド・ゲーム』です

 「ノーサイドという言葉は、ラグビーを知らない人でも知っているから。本当はもうちょっと凝ったタイトルにしようかなと思っていました」

 --やはり知らない人が多いと

 「録画していたラグビーの試合を自宅で見ていたら、娘が部屋に入ってきて、『何、この押しくらまんじゅうみたいなやつ』と言われました。これはスクラムだよ…と。40分ほど見て、試合が終わると『これ面白いね、アメフット?』と聞かれました。ここまで知らないのかと驚きましたよ」

 --ラグビー経験は

 「剣道しかやったことがありません。(人口も少なく)生まれ故郷ではラグビーをやっている人は、周囲には全然いませんでした。でもおやじが好きでね。花園の高校ラグビーとかよく見ていました。面白さは知っていましたよ」

 --日本ラグビーのルーツ校、慶大ご出身です

 「大学時代は見ていました。スタジアムに行って応援したりもしましたよ。上田昭夫さん(享年62)がちょうど監督をやっていました。日本選手権の決勝でトヨタ自動車に勝ったときですね(1986年1月)」

 --当時は人気も絶頂でした

 「ラグビーと日本人は、考え方の相性がいいでしょうね。ノーサイドという言葉も、日本のラグビーにしかない。皆が知っている言葉だけど、“和製英語”。日本だけのラグビー文化の象徴的な言葉ですから」

 --ごもっともです

 「みんな、好きじゃないですか。戦いが終わって日が暮れ、昨日の敵は今日の友だというね。その手の精神論は、日本人にマッチしている感じがしますね」

 --ですが、ルールが難しい…

 「この小説のおかげで一生分くらい、試合を見ました。あるラグビー関係者に居酒屋で『あのスクラム、なんでこうなったの?』と質問したら、おしぼりを人に置き換えて『こういうことだよ』と教えてくれました」

 --もう完璧ですか

 「でも観戦すると分からないんです。そこもラグビーが一般化しない理由なのかなと思いますね。素人が見たとき、面白さが分かる解説は絶対に必要です」

 --ご意見ありがとうございます

 「知っている人だけが分かる解説をしていては駄目。もっと戦略的なことも含め、ラグビーの面白さを語れる人が解説をすべきですね」

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  • W杯公式タオルマフラーを首に掛け、新作「ノーサイド・ゲーム」を手にする池井戸氏
  • 池井戸潤氏「ノーサイド・ゲーム」(ダイヤモンド社刊)