2018.12.26 12:00

【ラグビーコラム】ヤマハ発動機の本拠地は魅力いっぱい、ぜひ足を運んでほしい

【ラグビーコラム】

ヤマハ発動機の本拠地は魅力いっぱい、ぜひ足を運んでほしい

特集:
ノーサイドの精神
突進するヤマハ発動機のFB五郎丸歩

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 【ノーサイドの精神】トップリーグ(TL)で、優勝を争う強豪に成長するヤマハ発動機。その本拠地、静岡県磐田市のヤマハスタジアムでは、“小さなグラウンドキーパー”が活躍中だ。

 ハーフタイムになると、10組ほどの親子がグラウンドに入り、試合で荒れた芝生の整備をしている。子供たちが、一心不乱にめくれた芝を探して修復し、種を植える姿は、選手たちの激闘と対象委的で、ほほえましい。

 サッカーのJリーグ・磐田の本拠地でもある同スタジアムだが、この取り組みはラグビー部のアイデアだと聞いた。ラグビーは、スクラムや激しいコンタクトで芝生を痛める状況も少なくない。さまざまなスタジアムのグラウンドキーパーの悩みの種で、100×70メートルという広大なピッチのメンテナンスには人手もかかる。

 このヤマハ発動機の取り組みは、芝生の補修をファンの手で補うのと同時に、子供たちにとっては、日常では経験できない体験。まさに一石二鳥のアイデアだ。グラウンドに芝生を植えるだけではなく、子供たちの心にも、将来のラグビー選手、ファンという“苗”を植えている。

 静岡市、浜松市の間にある磐田市は、県外から大量のファンが集まる環境とはいえないロケーションだ。だからこそ、さまざまなアイデアで、ファンサービスに取り組んでいる。チームバスから降りてくる選手とのタッチや、地元のお年寄りのスタンド案内係も、その一環だ。

 サッカースタジアムとして設計されたこともあり、ピッチとスタンドの近さはTLの会場ではトップクラス。激しい肉弾戦や選手の息づかいを目の当たりにできるスタジアムだろう。

 ヤマハスタジアムに行ったことのあるファンには当たり前の日常だが、ぜひ足を運んでほしい。残念ながら、今季の開催試合はすべて終わっている。2020年1月に開幕する来シーズンは、すこし遠出してみてはいかがだろうか。

吉田 宏(よしだ・ひろし)

「吉田 宏」イメージ画像 元号が平成に変わった年に入社して、1995年ラグビーW杯後から、サッカー、野球担当を挟みながら現担当。“軟式ラグビー(自称)”出身で、こちらも自称の江戸川キャップ2を誇る。99年W杯の報道陣による南北半球決戦・プレスマッチで、なぜか南半球の一員で世界制覇を果たして現役を引退してからは、書き手専門で楕円(だえん)球を追う毎日。

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