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【平成の真実(13)】平成元年5月28日、ラグビー日本「スコットランド撃破」

【平成の真実(13)】

平成元年5月28日、ラグビー日本「スコットランド撃破」

特集:
平成の真実
日本が強豪スコットランドから大金星を挙げ、宿沢監督はフィフティーンの手で宙に舞った

日本が強豪スコットランドから大金星を挙げ、宿沢監督はフィフティーンの手で宙に舞った【拡大】

 元号が昭和から平成に変わった1989年5月28日、日本ラグビーにエポックメーキングな出来事が起きた。日本代表が来征したスコットランド代表を28-24で破り、当時世界のトップ8(イングランド、スコットランド、アイルランド、ウエールズ、フランス、豪州、ニュージーランド、南アフリカ)から初の金星を奪ったのだ。38歳で就任した宿沢広朗監督の初陣での快挙は、国際試合では初めてといっていい相手の分析と対策から生まれたものだった。 (取材構成・田中浩)

 「お約束通りに勝ちました」

 少し上気した顔に笑みをたたえ、2万5000観衆に向かい、宿沢は誇らしげに勝利後の第一声を上げた。ラグビーの聖地・秩父宮で、スコットランド代表を28-24で破る大金星。それを、ゴール裏から見下ろす総合商社・伊藤忠商事の東京本社。このビルが果たした役割は、知る人ぞ知るエピソードだ。

 試合前日の27日。スコットランド代表がメディアにも見せない非公開練習を行った。宿沢ら指導陣は伊藤忠の慶大ラグビー部OBに頼み、秩父宮のフィールドから直線距離で30メートルも離れていないビルの12階からこっそり偵察した。当時コーチで、早大で宿沢の1学年下の植山信幸(66)=横河レンタ・リース特別顧問=は述懐する。

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  • 日本のトライにスコットランドの選手たちは、ぼう然とした表情を浮かべた
  • 伊藤忠商事の東京本社ビルは、今も秩父宮ラグビー場を見下ろしている
  • スコットランド撃破がW杯での南アフリカからの金星につながった
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