2018.11.14 10:00(1/3ページ)

【チャンストーライ】横井章氏、今こそ「展開、接近、連続」

【チャンストーライ】

横井章氏、今こそ「展開、接近、連続」

横井氏は現役時代の資料を前にジャパンに“かく戦え”と提言した(撮影・月僧正弥)

横井氏は現役時代の資料を前にジャパンに“かく戦え”と提言した(撮影・月僧正弥)【拡大】

 来年9月の開幕まで1年を切ったラグビーW杯日本大会にかかわる人々を取り上げる「チャンストーライ」の第2回は元日本代表主将、横井章氏(77)の登場です。日本代表初期の1968年、ニュージーランド(NZ)遠征でオールブラックス・ジュニア戦の歴史的勝利に貢献。伝説のCTBに初の決勝トーナメント(ベスト8)進出を目指すジャパンへの提言を聞きました。

 ラグビー日本代表が初めて海外で名を轟かせたのは、1968年のNZ遠征。ジュニアとはいえ当時から世界的強豪だったオールブラックス相手に23-19と大金星を挙げて大騒ぎとなった。横井氏は、このときの伝説的メンバーの一人だ。

 その後、1970年から5季連続で日本代表主将を務めたレジェンドは来年W杯の日本代表について「ベスト8は厳しいかもしれないですね」。そのココロは-。

 1次リーグA組の日本(世界ランク11位、11月12日現在)が決勝トーナメントに進出するにはリーグ2位以内に入る必要がある。サモア(17位)、ロシア(19位)に勝つのはもちろん格上のアイルランド(2位)かスコットランド(6位)を倒さなければならない。

 「(昨年6月に日本と対戦したときの)アイルランドは、20次以上の攻撃をミスなく続けた(13-35で日本の負け)。よく鍛錬されている。スコットランドは分析力、対応力がある」

 どう戦えば勝機を見いだせるのか。横井氏がイメージするのは1960年代の日本だ。防御では猛烈な速さで前に出て、相手に攻撃の間を与えない。攻撃では相手のギリギリまで接近して懐に潜り込み、パスをつないで抜いていく。66~71年に日本代表監督を務めた大西鐵之祐氏(故人。元早大監督)が提唱した、日本人の俊敏さを生かす戦術「展開、接近、連続」だ。横井氏は理論を最も理解し、プレーで具現化した一人といわれる。

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  • 体格で勝る海外勢相手にはグラバーキックが有効と強調した(写真は今年6月の日本-ジョージア)
  • 1968年6月、日本代表がオールブラックス・ジュニアを撃破した翌日、横井氏の顔写真とともに「横井がジュニアたちにラグビーを教えた」との記事が掲載された現地の新聞(横井氏提供)
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