2018.10.24 13:55(1/2ページ)

【ラグビーコラム】“持ってる男”藤田、代表ボーダーラインも本領発揮の大舞台が待つ

【ラグビーコラム】

“持ってる男”藤田、代表ボーダーラインも本領発揮の大舞台が待つ

特集:
ノーサイドの精神
パナソニック・藤田慶和

パナソニック・藤田慶和【拡大】

 【ノーサイドの精神】藤田慶和の季節がやってきた。9月に25歳となった若武者が、ラグビー日本代表で最年少デビューを果たしたのが2012年5月のUAE(アラブ首長国連邦)戦。いきなり6トライを量産する衝撃デビューから6年がたった。日本が歴史的な躍進をみせた15年W杯にも出場した藤田だが、ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(48)の就任後は、代表に定住できず、今月1日の代表メンバー発表でも落選。代表入りのボーダーラインを“さまよう”苦戦が続いている。

 課題は防御と試合出場時間だ。所属先のパナソニックは、BKに現代表のWTB福岡堅樹(26)ら好素材が集まる。攻撃では才能を輝かせる藤田だが、防御面の不安定さから所属チームでの出場時間が限られている。

 公式戦で実績をみせられない影響もあるのだろう。昨秋の代表入りも逃した藤田だったが、サプライズの復帰を果たした。昨季も日本代表と対戦した世界選抜に招集されると、持ち前の豪快なストライドとスピードで、日本代表を相手に2トライをマーク。直後の欧州遠征に追加招集で滑り込んだ。

 高校ラグビーの名門、東福岡高では1年から注目された。高校2年のときには、現在、国内最高のFBといわれる松島幸太朗(25)=サントリー=の神奈川・桐蔭学園と高校日本一を分け合い、互いに未来の日本代表の中心選手としての可能性を印象づけた。

 代表デビュー戦のときに、原稿を書きながら心の中でつぶやいた言葉を、いまも覚えている。

 「持ってるなぁ」

 その言葉を裏付けるように、W杯イングランド大会でも出場。バリバリの主力ではなく、経験値を積んで19年大会へ成長してほしい世代だったが、唯一出場した米国との最終戦に先発すると、モールでトライをマークした。通常、モールならFWの選手がトライを奪うのだが、藤田は密集戦に入り込み、相手インゴールに飛び込んだのだ。

【続きを読む】

  1. サンスポ
  2. ラグビー
  3. 日本代表
  4. 【ラグビーコラム】“持ってる男”藤田、代表ボーダーラインも本領発揮の大舞台が待つ