2018.7.18 10:00

選手と近い距離感…ラグビー熱再び

選手と近い距離感…ラグビー熱再び

特集:
女子社員コラム 言わせて系

 【女子社員コラム 言わせて系】大輪の花火のように、鮮やかな夢を見せてくれた今年のサッカーのワールドカップ(W杯)。その余韻を味わう一方、私の中で二十数年ぶりに「ラグビー熱」が沸々と再燃している。

 6月のサッカーW杯の開幕と前後して、ラグビーの日本代表戦3試合が国内で行われた。代表チームの撮影に立ち合うため、6月初めに東京・府中市の直前合宿を訪れたが、短パンからはち切れそうな太ももの大男たちには、独特のすごみがある。

 ただそれ以上に新鮮だったのが、選手とファンの近さだ。選手エリアとファンとの間には境界どころか、ロープの1本もなく、昨秋初キャップを得て人気上昇中の姫野和樹選手が、和やかに中年の女性ファンと談笑する。練習が終わった芝生の上ではリーチ マイケル主将が5歳ほどの娘さんを膝の上に乗せてリラックス。他競技に比べ、代表に外国生まれの選手が多いのも一因なのか。記者時代に取材したサッカーやプロ野球では考えられない。実にオープンな雰囲気に驚いた。

 日本協会の公式サイトでは合宿地の住所や練習時間、予定練習メニューまで公開しており、見学を歓迎している。この日は平日で、観客は50人ほどだろうか。日の丸戦士の素顔に触れられる穴場だった。 

 1990年代に学生時代を送った私にとって、ラグビーは花形スポーツだ。毎年国立競技場を満員にした早明戦は、在学中の学生もチケットの入手が困難なほどだった。高校時代から「青春18きっぷ」で花園にまで応援に行くほどラグビー好きの時期もあったが、入社後は自分の担当競技に手いっぱいで、めっきり縁遠くなっていた。

 6月の日本代表戦「リポビタンD チャレンジカップ」は3試合ともテレビ観戦したが、今は細かいルールも画面上に表示され分かりやすい。密集でボールを奪い合うスクラムやラック、選手を持ち上げるラインアウトなどプレーの種類も豊富で80分間飽きがこない。そして楕円(だえん)のボールをつないでトライを奪う爽快感。忘れていたラグビーの醍醐(だいご)味が蘇った。

 日本開催のラグビーW杯まであと1年2カ月。サッカーのサムライブルーに続き、赤白のジャージーの代表がどんな戦いを見せてくれるか。今から待ち遠しい。(河野聖)

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