【新主将に聞く】
早大FL・加藤広人【拡大】
不定期連載の第4回は早大100代目の主将、FL加藤広人(新4年、秋田工)。2008年度以来9季ぶりの大学選手権優勝を見据える。
--ちょうど100代目の主将
「1918年創部という歴史の長さを、あらためて感じます。来年が創部100周年なので、そこに勢いをつけられるシーズンにしたい」
--昨年は3つの要素を強みにしようとした
「スクラムにはこだわれましたが、ブレークダウン(タックル後のボール争奪)とチームDFはまだまだ。今年もこの3つを重点的に強化していきます」
--昨季、対抗戦は2位だったが大学選手権は初戦の準々決勝敗退
「結果的に何も残せなかった。ただ、早く終わった分、今季への積み上げも多くできる。春季大会はワセダの現在地が分かる、いい腕試しになると思っています」
--秋田の実家へも
「年末年始に戻ったとき、両親が名刺入れをプレゼントしてくれました。まだ主将をやるか分からなかったんですが、うすうす予感はあったみたいでした」 (聞き手・田中浩)
加藤 広人(かとう・ひろと)
1995(平成7)年9月30日生まれ、21歳。秋田市出身。小2から金足西少年RSでラグビーを始め、秋田北中3年で2010年第1回全国中学生大会優勝。秋田工高では2、3年とNO・8で花園ベスト8。3年時に高校日本代表。家族は両親と妹。1メートル86、99キロ。