戦況を見つめる明大・丹羽政彦監督=秩父宮ラグビー場 (撮影・山田俊介)【拡大】
ラグビーの関東大学リーグ対抗戦は6日、東京・秩父宮ラグビー場などで行われ、6連覇を狙う帝京大が早大との全勝対決で75-3と大勝し、開幕からの連勝を5に伸ばした。帝京大は11トライの猛攻で寄せ付けなかった。昨季優勝を分け合った明大も慶大に試合終了間際の認定トライ(ゴール)で31-29と逆転勝ちし、5連勝とした。慶大は3勝2敗。帝京大と明大は20日に戦う。
明大が前半の0-22から巻き返して全勝を守った。前半は接点の攻防で劣勢に回って苦戦。後半も30分をすぎて15点差だったがひっくり返し、丹羽監督は「学生の意地」とたたえた。
攻め込みながらトライが取れない展開が続いた後半35分。切り替えてPGを狙った判断が奏功した。12点差に詰め、続く39分のトライ(ゴール)で5点差。最後はミスを犯さずに約10分攻め続け、認定トライ(ゴール)を奪った。CTB梶村は「全員が我慢して走ってくれた」と選手一丸の勝利を誇った。