後半 同点に追いつき喜び合う山村知也(左から2人目)ら明大フィフティーン=秩父宮ラグビー場(撮影・長尾みなみ)【拡大】
関東大学ラグビーは6日、東京・秩父宮ラグビー場などで対抗戦の4試合を行い、明大-慶大の伝統校同士の激突は、明大が終了間際に31-29で逆転勝ちし、5戦全勝とした。慶大は3勝2敗で優勝争いから後退した。埼玉・熊谷ラグビー場Bグラウンドの青学大-成蹊大は21-3で青学大が勝ち今季初勝利で1勝4敗とした。成蹊大は5戦全敗。
前半5分、慶大はSO古田京が中央の比較的易しいPGを外し、先制のチャンスを逃した。だがその直後のドロップアウトを明大がダイレクトでタッチに出すミスキック。22メートル線中央スクラムからのパスを受けた今季初出場のFB丹治辰碩(たんじ・たつひろ)が右隅に飛び込み、まず5点を奪った。
しばらく一進一退の状況が続いたが、27分に再び慶大がトライ。中央付近のラックからこぼれ球をLO佐藤大樹がセービングして素早く確保。サイドを突いたSH中鉢敦からHO松岡大介-FL松村凛太郎とつなぎ、右中間に飛び込んだ。古田のゴールも決まり、12-0とリードを広げた。
35分、慶大は古田が自陣からの51メートルDGを左足で見事に決め、15-0とした。さらに39分には連続攻撃を仕掛け、丹治からパスを受けた古田が右中間にトライ。自らゴールに成功して22-0まで差を広げて前半を終えた。