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NO・8ホラニ、『大和魂』に誓った雪辱「歴史を変えたい」

NO・8ホラニ、『大和魂』に誓った雪辱「歴史を変えたい」

40日後に開幕するW杯。ホラニは今度こそ「大和魂」を見せつける (撮影・吉田宏)

40日後に開幕するW杯。ホラニは今度こそ「大和魂」を見せつける (撮影・吉田宏)【拡大】

 北軽井沢での家族とのキャンプを楽しんだホラニの目が、開幕40日を前に戦闘モードに入った。

 「ボクにとっては前回の悔しさを晴らす大会。勝って歴史を変えたいですね」

 高校1年でトンガから日本に留学。母国ではトロンボーン演奏が趣味だった少年は、日本で“体育会系”に変身。2007年には日本国籍も取得し、ラグビーを学んだ第2の母国での代表入りの誇りは、左腕の3文字に刻まれる。

 トンガではタトゥーは家系や民族を示すもの。複雑なデザインは、日本なら家紋のような意味も持つ。その中に、あえて大和魂と彫り込んだのは「日本の戦う男としての気持ちが感じられたから」。11年大会前の決断だった。

 だが、初めてのW杯はキックオフから35分で幕を閉じた。強豪フランス相手に渡り合ったが、右膝の前十字靭帯(じんたい)を断裂して退場。その後、グラウンドに戻ることはなかった。

 「あのときは何もできないまま終わった。だから今回は最後までグラウンドに立ちたい。ボクの“大和魂”をみせる大会になる」。4年前に果たせなかった誇りを見せつけるときが、刻一刻と近づいてきた。 (吉田宏)

(紙面から)