2014.11.12 05:02

明大2季ぶりVへ加納が“隠れキーマン”/関東対抗戦

打倒帝京大のカギを握る明大SH加納遼大(右)

打倒帝京大のカギを握る明大SH加納遼大(右)【拡大】

 関東大学ラグビー対抗戦は、16日に行われる明大-帝京大(秩父宮)の勝者の優勝が決まる。11日に再始動した明大はSH加納遼大(4年)が、2季ぶり16度目の対抗戦Vへの“隠れキーマン”だ。

 どんよりと曇った早朝の明大・八幡山グラウンド。鮮やかな緑の人工芝に加納のパスが映えた。「相手も同じ大学生ですから」と王者相手にも気後れなど感じられない。昨年までの公式戦出場は50メートル6秒2の快足を買われ、ほとんどがWTB。「SHで勝負したい」と今年初めのチーム始動時に丹羽政彦監督(46)へ直訴。今季は5戦すべてSHで先発した。

 SOやWTBとして1990年度の大学日本一を経験した丹羽監督は、伝統の重戦車FWにBKの攻撃力を加えた“ニューメイジ”にモデルチェンジ中。SO田村煕(3年)、1年生WTB梶村祐介らの能力を生かすには、加納の働きが欠かせない。

 「試合ごとによくなっている。WTBの経験が生きて守備ができるし、スピードが魅力」。指揮官も認める“隠れキーマン”は、「いかに相手にトライを取らせないかも僕の仕事」と責務を自覚する。 (田中浩)

加納 遼大(かのう・りょうた)

 1992(平成4)年5月10日生まれ、22歳。東京・葛飾区出身。3歳から葛飾RSでプレーし、中学ではベイ東京ジュニアRC。茨城・常総学院高3年で花園に出て3回戦進出。高校日本代表候補。明大文学部に進学し、今季SHのレギュラーに定着。卒業後の進路は明治安田生命。家族は両親と兄。1メートル73、70キロ。

(紙面から)