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【さよなら国立競技場(2)】地鳴りのような大歓声に力をもらった“雪の早明戦”

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日本選手権
1987年12月の“雪の早明戦”。堀越(右)の前には雪の塊が…。左はタックルに入った明大・吉田

1987年12月の“雪の早明戦”。堀越(右)の前には雪の塊が…。左はタックルに入った明大・吉田【拡大】

 国立は、たくさんの思い出、記憶の残るスタジアムですね。初めて国立に行ったのは高校2年の高校日本代表候補のとき。あのとき、吉田(義人=前明大監督、元日本代表WTB)と2人とも落ちちゃって「来年頑張ろうな」って励まし合った。

 高校3年の東西対抗で初めてプレーして、早大の公式戦デビューも、国立でのオール早大のアイルランド学生代表戦。秩父宮の改修で、慶大、日体大とも国立で試合したんですけど、どの試合も、お客さんは多くなかった。そんな気持ちで試合を迎えたのが、あの“雪の早明戦”でした。

 いくら早明戦がいっぱいになるといっても、すごく雪が積もっていたし、試合前に練習場に行くときにスタンドを見たら、やはりお客さんが入ってなかった。そうですよね。指定席の人は(早い時間に)来るわけがない。で、(ウオーミングアップから)帰ってきて、グラウンドに飛び出したら、イメージと違って、ものすごい観衆。近くにいる仲間の声が聞こえなかった。そして、あの地鳴りのような大歓声。力をもらいましたね。

 現在の国立では最後ということで、昨年の早明戦はスタンドで観戦しましたけれど、あらためて「国立はすごいな」と感じました。観衆は4万数千だったけれど、満席の雰囲気。そのときの明大ファンの応援が素晴らしかった。早大側は歌ばかりという印象だったのですが、明大がゴール前に攻め込むとメイジコールが聞こえてくる。あの力強い声だけの応援があったから、明大は頑張れたんじゃないかと感じました。

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