早大、快勝発進!筑波大戦9年ぶり50点超え/関東対抗戦

 
トライを決める古賀(中央)。創部100周年の早稲田が白星発進した(撮影・山田俊介)

 関東大学ラグビー対抗戦(9日、セナリオハウスフィールド三郷)対抗戦が開幕。8年ぶりの優勝、10季ぶりの大学日本一を目指す早大が、鋭いディフェンスからの切り返しなどで筑波大から8トライを奪い、55-10で快勝。創部100周年の節目を豪快に白星発進した。大学選手権10連覇を狙う帝京大は16日に初戦。リーグ戦も同日に開幕する。

 筑波大のスカイブルーのジャージーに、“アカクロ”がこれでもかと突き刺さる。許したトライは1つだけ。白い大きな襟の復古調ジャージーに一新した早大が、守備から切り返す往年の戦いを取り戻した。

 「ディフェンスはこだわってきた部分。よく前に出て圧力をかけ、相手のミスボールに仕掛けていた。やりたかったことを形に出せた」

 筑波大戦では9年ぶりの50点超えとなる55-10の快勝に、今季就任した相良南海夫監督(49)の声も弾んだ。

 奪った8トライのうち象徴的だったのは、後半38分の8本目。自陣深くに押し込まれたが、CTB桑山淳生(あつき、3年)が相手を15メートルも押し戻すタックル。こぼれたボールをCTB中野将伍(3年)が拾い、70メートルを駆け抜けた。

 この日3トライで、今季から大学でも表彰されるマン・オブ・ザ・マッチ(試合のMVP)の第1号となったWTB古賀由教(2年)は、「外のスペースを突くアタックができた」。横から吹きつける強風で外側からの声が通らなかったというが、15人の意思が統一されていた。

 創部100周年の節目に指揮を任された相良監督は、1991年度の主将。「疲れても膝に手を当てない」「(練習で)ゴールラインを全力で駆け抜ける」など、かつては全員がやっていた“ワセダの当たり前”を再び植え付けることに心を砕き、夏合宿ではV9王者・帝京大を28-14で破った。

 「今夜はよく眠れそうです」。頂点までの長い道程へ踏み出した一歩には、大きな手応えがあった。(田中浩)

1年生で開幕先発しながら、足首捻挫のため前半8分で退いた早大WTB長田智希「対抗戦デビューは終わるのが早過ぎました。出直しです」

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