デビュー2連勝で重賞初制覇を飾ったプルヴィナル=24日、東京競馬場(撮影・奈良武) (アルテミスステークス、2026年10月24日 15:45、GIII、東京11R、芝・左1600m)
クリストフ・ルメール(47)=栗・フリー=騎乗で1番人気のプルヴィナルが4コーナー2番手から抜け出し、デビュー2連勝で重賞初制覇を飾った。10番人気のローズサルーテが1馬身¼差の2着に追い込み、3番人気のシティオブドリームが3着。母リスグラシューとの母子制覇を狙ったリスグロワールは8着に敗れた。
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雨の府中で〝因縁〟を断ち切った。2歳牝馬の登竜門を制したのはプルヴィナル。母クルミナルは2015年桜花賞2着、半姉ククナは6年前の当レースなど重賞で2着4回、半兄アライバルも重賞で2着2回と惜敗続き。一族のうっぷんをまとめて晴らした。
「強い馬ですね。プラス6キロで大きくなってパワーも強くなりましたので2戦目で重賞を勝てました」
穏やかに微笑むルメール騎手もさすがのエスコート。スタートダッシュがつかなかったものの、馬場やペースを見越して向こう正面で2番手に押し上げる勝負手を披露。「(位置を)上げてからもリラックスして走ってくれて良かった。トップレベルに行けそう」と最上級の評価だ。
「いい状態で迎えられて、結果につなげられてよかった」。兄姉を管理した栗田調教師にとっても待望のタイトルだ。「(兄姉と)違うのはフォームの良さと芯の強さと気持ちの強さ。健康状態を見ながら今後は決めていきたい。いいところを狙えそう」と大願成就を誓った。(内海裕介)
■プルヴィナル 父モーリス、母クルミナル、母の父ディープインパクト。黒鹿毛の牝2歳。美浦・栗田徹厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は㈲キャロットファーム。戦績2戦2勝。重賞は初勝利。獲得賞金4026万2000円。アルテミスSはクリストフ・ルメール騎手が2023年チェルヴィニア、24年ブラウンラチェットに次いで3勝目、栗田徹調教師は初勝利。馬名は「神々の座所(ラテン語)。競馬界の頂点に座るよう願い。母名より連想」。