(オークス、2026年5月24日 15:40、GI、東京11R、芝・左2400m)
5月24日の東京11Rで行われた第87回オークス(GⅠ、3歳オープン、牝馬限定、馬齢、芝2400メートル、18頭立て、1着賞金=1億5000万円)は、5番人気ジュウリョクピエロ(栗東・寺島良厩舎)が後方から馬群を割って追い込みV。女性騎手初となるクラシック騎乗となった今村聖奈騎手とともに、初GⅠ制覇を果たした。タイムは2分25秒6(良)。
好位からしぶとく伸びたドリームコア(3番人気)がクビ差の2着。さらにクビ差の3着には中団から大外に持ち出して追い上げたラフターラインズ(2番人気)が入り、桜花賞を制し1番人気に支持されたスターアニスは中団追走も伸びを欠き12着に敗れた。
ジュウリョクピエロは父オルフェーヴル、母ハッピーヴァリュー、母の父ゼンノロブロイという血統。北海道新ひだか町・飛野牧場の生産馬で馬主は近藤健介氏。通算成績は6戦4勝(うち地方1戦0勝)。管理する寺島良調教師、騎乗した今村聖奈騎手ともに嬉しいJRA・GⅠ初制覇となった。
オークスを制した今村聖奈騎手とプレゼンターの倉科カナ=24日、東京競馬場(撮影・奈良武)◆今村聖奈騎手(1着 ジュウリョクピエロ)「夢を見ているみたいです。ジョッキーをやってきて、週末に悔しい思いをすると、週中の夢で勝ったりするようなことがあったんですけど、本当に夢を見ているみたいです。2400メートルをジョッキーが乗ったことがないことを、ファンの方々はすごく気にしていらっしゃったと思うんですけど、彼女のことは一番分かっていると思っていたつもりなので、落ち着いて乗れたと思います。身近に応援してくださっている方々は、一番いろいろと知っていると思うので、その人たちと喜びを分かち合いたいと思っています。前半の入りで少しムキになったところはあったんですけど、途中からリズム良く走ってくれたし、東京の直線コースは長いと思っていたので、いろいろな方々がいろいろと教えてくださったおかげもあって、落ち着いて乗れたと思います。彼女は本当に素晴らしい馬です。私が乗っていても『ついてこい』って。オークスまでの間にたくさんの方々から応援してもらっていて、1週間で本当に関係者の方々からも応援してもらっていて、やっぱりジョッキーって素晴らしいなって、こんなたくさんの方々に応援してもらえることってめったにないなと思いながら、期待に応えたい一心で乗っていました。本当にしんどいこともたくさんあったし、悔しい思いもたくさんしたし、現状で全然満足していないなか、GⅠを勝たせてもらって本当に馬に感謝の気持ちでいっぱいです。これからも自分は一頭一頭にちゃんと向き合って、馬に乗る楽しさをいろいろな人に伝えていきたいなと思いますし、次の1勝をできるように頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします」
◆オークスの表彰式でプレゼンターを務めた倉科カナ「本日GⅠレース、オークスで表彰式プレゼンターを務めさせていただきました。競馬場には2010年の宝塚記念で競馬場にうかがった以来でしたが、皆さまには温かいご声援をいただき、自然と笑顔になれました。3歳牝馬の女王を決めるレースということもあり、誇り高く駆け抜ける競走馬に、同じ女性として思わず鳥肌がたつほど興奮しました! 表彰式プレゼンターという大役では非常に緊張いたしましたが、ご来場の皆さまのおかげで緊張もほぐれ、楽しみながら登壇させていただきました。オークスを制したジュウリョクピエロと今村聖奈騎手、そして関係者の皆さま、おめでとうございました。このようなすてきな経験をさせていただき、ありがとうございました。今後も機会があれば、競馬場に遊びに来たいと思います」